「大した災害でもないのに、政令指定都市なんだから他所の応援職員に頼らず自分たちでやれ」といったDMをいただきました
正直、災害対応で疲れた身体にこたえる言葉でしたが、少しだけ説明させてください。
「大した災害でもない」というご意見は、たしかに街中では日常を取り戻しつつある様子から、そう見えるのかもしれません。でも、浸水被害のあったエリアでは、いまだ片付けの目処も立たず、厳しい状況の中で過ごされている市民の方がたくさんいらっしゃいます。
熊本市職員はもちろん、自分たちでやり抜く覚悟で、お盆休みも返上して全力を尽くしています。各部局で職員をシフトしながら、通常業務に最低限の影響で災害対応にあたっています。
ただ、今回は広範囲にわたる被害が出ており、一日でも早く復旧を進めるためには、他都市からの応援職員の皆さんの力をお借りすることが何より重要です。
特に災害廃棄物の処理などは、応援により作業効率が2倍にも3倍にもなります。行政リソースを災害対応に重点的に振り向けることで、その分だけ市民生活の回復も加速できます。そして熊本市が通常体制に戻れば、今度は私たちが他の被災自治体を支援する番です。
災害復旧は、何よりスピードが命です。
忙しく、職員も不足している中で応援を申し出てくださった全国の市長の皆さん、そして実際に駆けつけてくださる他都市の職員の皆さんには、心から感謝しています。その善意に応えるためにも、市民の笑顔を一日も早く取り戻せるよう、私たちは全力で取り組んでまいります。
どうか、温かく見守っていただければ幸いです