書きもの日和。

ぴよこむしの徒然雑記です ひよこむしだったこともあります 心惹かれるコンテンツ、テレビ番組の感想考察や日常のちょっとした話など 当ブログにはプロモーションが含まれています X:@o_piyokomushi

フルーチェに学ぶ伝え方の大切さ

ウン十年ぶりにフルーチェ食べました。牛乳で作るヨーグルト系おやつです。桃味のやつを見つけて買ってあったんですね。簡単に作れるのに思った以上に美味しかった!

フルーチェさん、今はご当地コラボなんかもやってるんですね。今回のは福島県産あかつき桃を使っているとのこと。私も間接的に福島を応援できたのかな。

 

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で、作っているときに感銘を受けてしまったのが、パッケージに書かれている作り方の指示。

2番3番のところにご注目。

 

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「一気に注ぐ」

「すぐに」

「1秒に2回の速さで」

「大きく混ぜる」

 

なんと端的で明確な指示なんでしょう。素早く作業することがいかに大切かが伝わってきます。ミスしない鍵はスピード感なんですね。「1秒2回」の言い回しで初心者の調理?成功率をグッと高めています。

また、牛乳っぽいけど牛乳じゃない飲み物についても注意表示がありますね。乳飲料や加工乳ではできないようです。ふむふむ。

このあたり、メーカー(ハウス食品)さんが消費者に近い距離感でレクチャーしてくれてる感じがいい。それだけ工程に罠があるということかもしれませんが、ちゃんとポイントを押さえて回避ルートに導いてくれてるわけです。

 

仕事してるとね、こういう的確な指示に惚れ惚れしてしまうのですよ。こういうのができない人、社会に一定数いますから。ハウスさんは社内マニュアルもちゃんとしてそうだなと勝手に想像してしまいます。

 

それでちょっと思い出したんですがね。

 

以前テレビで某飲食店に入ってきた新人たちの奮闘を追うドキュメンタリーをやっていたことがありました。

先輩調理スタッフさんが新人さんのサラダの盛り方に苦言を呈します。「どうしておいしそうじゃないのかな」といった感じ。そして先輩が盛り直して整えるシーンがありました。編集の加減もあったかもしれませんが、何が良くなかったのか、どうすれば美味しそうになるのかは説明されませんでした。

 

新人さん目線からいくと、これでは叱られただけで改善点がわからないですよね。OAに乗らなかった所で適切な会話ができていたらいいんだけどと思った次第です。

 

一方、テレビ朝日系列「家事ヤロウ!!!」のスペシャル回でロンブーの田村淳さんがゲストに来たときのこと。

飲食店でのアルバイト経験があり見事なナイフ捌きを見せてくれた淳さん。料理人のナベさんというお師匠さんからさまざま習ったそうで、和田明日香さんのレシピ「タコ刺しごま油ジュ」を作りながらさらっと教えてくれたのが「高さをつけろ」という盛りつけのアドバイスでした。

 

なるほど。高さを出すのが盛りつけのコツなんですね。

 

おわかりいただけましたか?

どう伝えるのかによって受け取り手の理解が全然変わるんです。

もちろん教わる側のセンスも多少は必要とは思いますが、そこは教える側の声掛け次第で導いてあげられるはずですよね。

 

フルーチェさんは箱の裏の限られたスペースでこれを体現してくれてるんです。いい仕事してるなあ。フルーチェを作ってもらっていた子供の頃には考えもしなかったことに、大人になってふと気づけたのでした。

 

 

※家事ヤロウOA回メモ

2021.9.21、淳さんのバイト話、ナベさんが初紹介されたのがこのとき。桃とクリームの冷製パスタ、冷凍アジフライのひつまぶし、レアチーズアイスなど。業務スーパーコラボ。

2023.12.5、和田明日香さんと淳さんがコラボ。高さの進言はこのとき。タコ刺しごま油ジュ、タコライスなど。和田さん新開発レシピSP。