たまに登山家のドキュメンタリーを見ます。


ある登山家のチャレンジを追う際には、過去に似た挑戦をした登山家の功績が紹介されます。


そこでよく「ヴォイテク・クルティカ」という登山家が言及されるのですが、


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「ヴォイテク・クルティカ」って名前、完成されすぎてませんか。流石にかっこよすぎませんか。



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「ヴォイテク」と来て、「クルティカ」と受ける流れが完璧です。

強めの「ヴォ」から始まり、「テク」という息のまざる子音&軽くせまい母音の音で名前が終わったあと、苗字が「クル」という
似たイメージの子音・母音の音で受けて、「ティカ」と開いた「a」の音で終わる・・・

最高じゃないすか。口に気持ちよし・耳にも気持ちよしの、音による美しき川じゃないですか。


ポーランド語で書くと「Wojciech Kurtyka」です。「
ヴォイチェフ・クルティカ」っぽい聞こえ方になるようです。

「チェフ」の音も北の国っぽくて好きです。

ただ、「ヴォイテク」表記のほうが、
テクニック」とか「テクノロジー」を勝手に連想でき、ヴォイテク・クルティカの登山の技術などと気ままに結びつけてキャッキャできるので、こちらとしては有難いです


あと、とにかく「~ティカ」っていう締め方、良くないすか。

まず、私、「オーディオテクニカ」の社名が好きすぎるんすよね・・・。

「テクニック」のように「ク」と閉じる形で締めるんじゃなくて、「テクニカ」と「ア」段でグワっとオープンにつよく終わるのに血が沸いちゃいます。肉が踊っちゃいます。(なので、「テスカトリポカ」とか「メタリカ」とか、あと「純情ロマンチカ」とかも好きです。)

「-a」で終わる言葉は、ラテン語・スペイン語の女性名詞の形容詞や、ロシアの女性の名前に多く、世界的に見れば女性っぽいイメージもあるようですが、私個人としては、身近な外国語である英語にはあまりない終わり方でシンプルに新鮮さを感じます。

話は戻って、「クルティカ」は、カ行、ラ行ときて音としてかっこいいリズムのところに「ティ」というエキゾッチックな発音が登場して、さらに「カ」でバシッと終わります。


「ヴォイテク・クルティカ」のかっこよさ、伝わりましたでしょうか。むしろごちゃごちゃ言いすぎて、良さがわかりにくくなったでしょうか。

かっこよすぎて、最近買ったたまごっちの惑星の名前を決めるときに、
「ヴォイテク・クルティカ」にしようとして、字数が足りなくてやめました。

こんなにヴォイテク・クルティカの話をしておいて、彼の本を読んだことなくて、人生や功績は漠然としか知りません。現在は名前ファンなだけです。さすがに読みます。


ヴォイテク・クルティカ」という文字列をいっぱい見れるのかと思うだけでもう楽しみです。