NNA ASIA

豪、IT大手にAI学習の情報公開義務化か

オーストラリア連邦政府は、米グーグルや米メタなどの巨大IT企業に対し、人工知能(AI)モデルの学習のために利用しているコンテンツの公開を義務付けることを検討している。国内の出版社やクリエイターの著作権を保護するのが目的。14日付オーストラリアン・ファイナンシャル・レビューが伝えた。

生産性委員会は今月初め、オーストラリアの著作権法がAI技術の進化に対応できていないことに懸念を示し、IT大手が著作権で保護されたオーストラリアのコンテンツにアクセスできるようにする提案を行った。AIモデルの訓練など、研究や学習といった名目で、国内の記者や作家、芸術家が作ったコンテンツの使用規制に対し例外を設けるもの。ただ、コンテンツの作成者が自らの作品に対する対価や補償を受けられないリスクがあるとの懸念も上がっている。

複数の関係者によれば、アルバニージー労働党政権は、著作権保持者が作品に対する報酬を受け取りやすくする新たな実施体制も検討しているという。

だが、メタやグーグルのほか、米オープンAIなどのIT大手は既に、AIモデルの学習に使用した詳細なデータの公開を強制されることに反対する意向を表明。チャルマーズ財務相は現時点で「著作権法の変更や緩和を行う計画はない」としている。

関連記事

オーストラリアの最新ニュース

各国・地域のトップ記事

NNAからのお知らせ

SNSでNNAをフォロー