宇治、大洗、金沢、沼津…ファンなら誰もが知っている“共通点”とは? まんだらけ「川代浩志」経理本部長が語る“聖地巡礼”の魅力
大洗でゴミ袋を買った理由
――川代さんは自宅に、聖地で購入した大量のグッズをお持ちだそうですね。 川代:作品に関わるグッズが欲しいだけでなく、「地元にお金を落とす」と言うと失礼かもしれませんが、“地元ならではの何か”を買いたいのです。「ガールズ&パンツァー」は、放送中に聖地の茨城県大洗に行きました。現地に行ってわかったのは、茨城ではまだアニメが放送されていなかったため、町の方が作品をご存じではなく、グッズもほぼなかったのです。 せっかく来たので、“大洗”と大きく書かれた“町指定のゴミ袋”を雑貨屋さんで買いました。とにかく、大洗という文字が大きく出ているのが魅力でした。雑貨屋さんからは「大洗に住んでいる人じゃないのにどうして」と言われましたが、よくよく話を聞いてみると、私と同じ発想したファンがいて、その方もゴミ袋を買い求めていったそうです(笑)。 ちなみに、大洗駅からアクアワールド茨城県大洗水族館まで、数キロを歩いたんですよ。本当に遠かったし、「歩く人は俺だけだよな」と思っていました。すると、その後の話で、私が歩いた場所がアニメに登場したんですよ。放送途中に行ってよかったと思いましたし、大洗という町が凄く好きになってしまい、その後も何度も通いました。 ――川代さんの熱量を感じます。 川代:その後、作品の人気がどんどん出て、聖地巡礼を行う人も増えました。特に、作品とコラボした「あんこう祭り」が開催されたあたりから急激に大洗を訪れる人が増え、最高潮の時は、町民をはるかに上回る人が訪れたようです。「あんこう祭り」の開催中にも行きましたが、道を歩けないほどでした。 でも、何度も現地に行っている人が有利なのは、裏道を知り尽くしているので、早く移動できるのです。特権のようなものですね。僕は歩くのが好きですし、何度も通っていると同じ道ばかり歩いているのは面白くないので、地元の方の迷惑にならないよう、道を変えて歩いています。土地勘がついてくると、聖地がますます魅力的に感じられるんですよ。