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Blog of SAKATE

“燐光群”主宰・坂手洋二が150字ブログを始めました。

極右政党の党首は「日本軍の人たちが沖縄の人たちを殺した」と認めている。「泣く子を黙らせる」=「殺していい」、と、悪びれもせず認めている。なぜこれがアウトにならない?!

2025-08-15 | Weblog
私、極右政党の発言などとはなるべく関わらない、気にしないでいる、という態度とスタンスでいたのですが、
いま、「終戦の日」特集的なテレビ番組で、
極右政党の党首が語っているコトバが聞こえて、さすがに怒り心頭に発してしまいました。

それを録画していたわけではないので、そのときのことを記述しているNHKの沖縄 NEWS WEBを見ると、
この党代表氏は、
「日本軍の人たちが沖縄の人たちを殺したわけではない」
と言っている。
「また、「陵辱される前に、自害した方がいいと手りゅう弾を渡したり、アメリカ軍に見つからないよう、泣く子がいたら、他の人を守るために黙らせないといけなかったという事実もあるでしょう。でもそういったところだけ切り取って、日本軍が悪かったと。そんなわけないでしょう」などと発言しました」
と、報道されている。

いやいやいや。

「陵辱される前に、自害した方がいいと手りゅう弾を渡したり」というのも、無理です。それって正当なことですか。

で。

「アメリカ軍に見つからないよう、泣く子がいたら、他の人を守るために黙らせないといけなかったという事実」
が存在したことは、彼は、なんと、認めているわけですよね。
認めているんです!

もう一度言いますよ。

日本軍の兵士が、
「泣く子がいたら、他の人を守るために黙らせないといけなかった」
ということを、
おそらくは「避けられなかった」という意味での「事実」として、彼は、
「肯定」しているわけですよね。

兵士が、「泣く子を黙らせる」=「殺していい」、と、彼は認めているんですよ。

赤ん坊を殺さなきゃいけないというところまで詰まれたら、ふつう、そこでアウト、ゲームオーバー、「負け」ですよね。

降伏すべきです。

「守るべき市民」の一人である、弱者である「赤ん坊」を殺してまで「勝ちたい」戦争、って、なんなんだ。
そうなるでしょう。

その過去の事実と誤った認識に、あらためていくらでも怒りを覚えるし、
当該党首がそれを「認めている」ということは、
「日本軍が沖縄の人たちを殺したわけでない」という彼の主張に、既に、あきらかに、反している。

コトバが軽すぎる。

いや、しかしそこで語られた「事実」の重みは消えない。

この党は、私の思う民主主義の場に存在する資格がない。

なんでこんなのを放置していたんですか。

ありえない。

そりゃ選挙に負けるでしょう。

そう思います。




参政党神谷代表“日本軍が沖縄の人たち殺したわけでない”発言
05月13日 16時54分
NHK沖縄 NEWS WEB
参政党の神谷宗幣代表は、日米両軍による激しい地上戦で県民の4人に1人が命を落とした沖縄戦について、「日本軍の人たちが沖縄の人たちを殺したわけではない」などと発言しました。

参政党の神谷宗幣代表は、今月10日に青森市で行った街頭演説で、沖縄戦について触れ、「沖縄の人たちが戦ったのは米軍で、日本軍の人たちが、日本人が、沖縄の人たちを殺したわけではない」などと発言しました。

また、「陵辱される前に、自害した方がいいと手りゅう弾を渡したり、アメリカ軍に見つからないよう、泣く子がいたら、他の人を守るために黙らせないといけなかったという事実もあるでしょう。でもそういったところだけ切り取って、日本軍が悪かったと。そんなわけないでしょう」などと発言しました。

神谷代表は、こうした発言について自身と参政党の歴史認識だとした上で、「命を懸けて戦ってくれた先人たちに汚名を着せるようなことをやってはいけない」などと述べています。

沖縄戦では、旧日本軍の兵士が住民を殺害したという証言が県内各地で残されていて、沖縄県史などにも記されています。

【神谷代表のNHKの取材に対する回答】
神谷代表は、NHKの取材に対し、「日本軍の一部軍人による島民の殺害があったことは承知している。ただし、それは例外的な事例であり、多くの軍人は沖縄県民を守るために戦った。その事実を主に伝えた上で、一部の問題行動に触れるなら理解できるが、加害の側面を主に取り上げる伝え方には違和感を覚える。むしろ、甚大な被害を与えたのは、米軍による艦砲射撃や空襲であった。沖縄を守った人々の名誉を正当に評価することが、日本の政治家の責任だと考えている」と回答しました。

【玉城知事「全体を見て、事実を確認してもらいたい」】
玉城知事は、13日朝、報道陣の取材に応じ「戦争当時の出来事はさまざまな要素があり、いろいろなことが語られてきている。全体を見て、あの戦争がどのような状況だったのか、事実をしっかり確認してもらいたい。戦後80年の今だからこそ、歴史の事実をしっかりと見通してみることが必要なのではないか」と述べました。



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