DeNA・蝦名達夫が逆転2ラン「いい感触でしっかりと振り抜くことができた」これで8試合連続安打
(セ・リーグ、ヤクルト-DeNA、18回戦、13日、神宮)今季初めて1番で打線に名を連ね、期待に応える一発を放った。DeNA・蝦名達夫外野手(27)はベンチでナインに迎えられ「いい感触でしっかりと振り抜くことができた」と笑みをこぼした。 1点を追う三回2死から9番の東が四球を選んだ後の打席。肘をたたみながら胸元に食い込むツーシームを捉え、4号2ランを左翼席に運んだ。林が左翼線に落ちる三塁打、佐野が中前適時打で続き、一挙3点を奪う攻撃の火付け役となった。 8試合連続安打を記録し、8月の打率は試合前時点で・484(31打数15安打)と好調を維持する。5日の広島戦では同点の九回に左犠飛を放ち、プロ6年目で初のサヨナラ打点をマーク。勝負強さも発揮しており、三浦監督は「打つべきボールを打てている」と評価していた。 昨季は5月から6月にかけてトップバッターを託されたが、試合中の走塁で脚の肉離れを負い、自らチャンスを手放した。後半戦は梶原の台頭もあり、先発出場の機会を増やせず、「力になれなかった」と悔いを残していた。 レギュラー定着を期す27歳に慢心は見当たらない。「継続する。ベイスターズをもっと引っ張っていけるように一試合一試合やっていけたら」と口元を引き締める。(鈴木智紘)