最新記事
アメリカ社会

トランプ政権で勢いを増す多産奨励主義(プロネイタリズム)は極右思想。白人至上主義とつながりも

Report Warns of Anti-Family Pronatalist Movement's Growing Influence on Trump White House

2025年8月14日(木)14時41分
ジュリア・コンリー

「トランプ政権は"赤ちゃん優先"を掲げているが、実際にはまったく逆のことをしている」と報告書は述べる。「生活費の軽減、住宅や食料へのアクセス拡大、保育への投資など、家族を本当に支える政策を進める代わりに、基礎的な支援を切り捨て、長年保護されてきた市民権を後退させ、人々の自己決定権を奪ってきた」

この報告書の数週間前には、トランプが例の「大きくて美しい法案」に署名していた。この法案はメディケイド(低所得者向け医療保険)の予算を削減し、4,200万人の女性と子どもが頼る補助栄養支援プログラム(SNAP)へのアクセスを脅かすことで、妊娠をより高コストかつ危険なものにしてしまった。

NWLCは「トランプは女性にもっと子どもを産めと要求する一方で、実態としては反女性・反家族的なアジェンダを進めている」と結論づけている。

マーティンはこう指摘する。「本当の意味で"家族を支える"政策とは、生殖医療の保護、公共財としての保育への投資、親が職場で成功するための制度整備、すべての子どもが人生を通して必要な支援を受けられる体制の確保だ」

「そうした政策に対するこの政権の敵意が、プロネイタリストたちの本当の動機を物語っている」とマーティンは語った。

Contact: editor@commondreams.org

【随時更新】トランプ2.0
日々アップデートされるトランプ政権のニュース&独自分析・解説はこちらから

ニューズウィーク日本版 Newsweek Exclusive 昭和100年
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年8月12日/19日号(8月5日発売)は「Newsweek Exclusive 昭和100年」特集。現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
今、あなたにおすすめ
ニュース速報

ワールド

トランプ氏「今すぐ検討必要ない」、中国への2次関税

ワールド

トランプ氏「非常に生産的」、合意には至らず プーチ

ワールド

プーチン氏との会談は「10点満点」、トランプ大統領

ワールド

中国が台湾巡り行動するとは考えていない=トランプ米
あわせて読みたい
今、あなたにおすすめ
MAGAZINE
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
特集:Newsweek Exclusive 昭和100年
2025年8月12日/2025年8月19日号(8/ 5発売)

現代日本に息づく戦争と復興と繁栄の時代を、ニューズウィークはこう伝えた

メールマガジンのご登録はこちらから。
メールアドレス

ご登録は会員規約に同意するものと見なします。

人気ランキング
  • 1
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 2
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...「就学前後」に気を付けるべきポイント
  • 3
    イラン人は原爆資料館で大泣きする...日本人が忘れた「復讐の技術」とは
  • 4
    「笑い声が止まらん...」証明写真でエイリアン化して…
  • 5
    「長女の苦しみ」は大人になってからも...心理学者が…
  • 6
    これぞ「天才の発想」...スーツケース片手に長い階段…
  • 7
    「触ったらどうなるか...」列車をストップさせ、乗客…
  • 8
    「何これ...」歯医者のX線写真で「鼻」に写り込んだ…
  • 9
    産油国イラクで、農家が太陽光発電パネルを続々導入…
  • 10
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コ…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中