【甲子園】女子マネが異例の「甲子園土拾い」&ユニ姿で記録員のワケは…仲間のコロナ感染「思い背負って」
◇第107回全国高校野球選手権第10日 2回戦 佐賀北1―6明豊(2025年8月15日 甲子園) 【写真】<佐賀北・明豊>試合に敗れ、涙を流す佐賀北・家永そらさん 佐賀北(佐賀)が明豊(大分)との九州勢対決に敗れ3回戦進出を逃した。0―0の5回に先発右腕・稲富理人投手(3年)が相手8番打者の辻田に3点適時二塁打を浴びるなど9回145球を投げ切り6失点(自責5)。11安打を放ちながらも得点は1点止まりで佐賀北の夏は終わった。 初戦は女子部員として大会史上初めてボールパーソンを務めた家永そらマネジャー(3年)は試合前ノックで補助を務め、試合ではユニホーム姿のままで記録員としてスコアを刻んだ。 「負けてしまったんですけど、みんなここに連れて来てくれてありがとうという気持ちが一番です。もう本当にかっこよかったです。今日はピンチが多かったんですけど、ベンチも声を絶えさせず、負けていても絶対に“何かが起こる”と信じてプレーしていたなと感じました」 敗戦後はナインとともに膝をついて「甲子園の土」を集めた。「やっぱりみんながここに、夢の舞台に、私を連れてきてくれたから、少しでも思い出を拾おう」と明かした。土を拾いながら聖地の景色を見上げ「もうこの景色は一生忘れないな」と目に焼き付けた。 試合前のノックはユニホームに「補助員」、試合中は「記録員」のリボンをつけた。ワケがあった。 もう1人の3年生マネジャー渡辺歩果は初戦に記録員としてベンチ入りし、この試合はボールパーソンを務める予定だったが、新型コロナウイルスに感染したため、かなわなかった。 家永マネジャーは思いを継ぎ、試合前はユニホーム姿でノックの補助に入り、そのまま記録員となったため、異例の女子部員がユニホーム姿で記録員を務めることになった。 「絶対に歩果は来たかったと思うので、思いを背負ってやりました。みんな頑張っていたよと言いたいです」と語った。