ハッピーセットで“利益が出る”──なぜ人々はポケモンカードを欲しがるのか? 投機商品として狙われるワケ
日本マクドナルドは8月15日、ハッピーセット「ポケモン」第2弾の提供を始めた。大混乱を呼んだ第1弾の反省から、3セットまでの購入制限を設けてのスタートとなったが、SNS上では「思ったより空いている」「想像以上にガラガラ」などの声が上がっている。どうやら、限定特典のポケモンカードの配布がないことが影響しているようだ。 【画像を見る】148万円まで高騰したピカチュウのカード【全4枚】 ハッピーセット「ポケモン」の第1弾が始まったのは8日。ポケモンモチーフのおもちゃが付く内容に加えて、8月9~11日には限定特典としてポケモンカードを数量限定で配布するとしていた。しかし、マクドナルドの予想を超える多くの客が殺到し、転売目的とみられる大量購入によって1日でカード配布は終了。店内や周辺道路の混乱、食品廃棄の問題などもあって、SNSではマクドナルドの対応に多くの批判が集まった。 それらの対応策として15日からは購入制限を厳しくした他、「ルールや、マナーをお守りいただけないお客さまのご購入はお断りします」などとも表明していた。しかし、いざ15日になってみると、第1弾ほどSNSでは話題になっていない状況だ。ここまでポケモンカードに人気が集まるのはなぜなのか。
500円でハッピーセットを買っても“利益が出る”
ハッピーセット第1弾では、1セット購入するごとに2枚のポケモンカードを配布していた。オリジナルイラストの「ピカチュウ」のカード1枚と、全5種のランダムから1枚という内容だ。このうち、ランダムで配布するカードは既存のカードとほぼ同じもので、イラストにマクドナルドのロゴが付く点しか違いはない。 一方、ピカチュウのカードはイラストが描き下ろしで、このキャンペーンのみで入手できる特別なものとあって人気を集めている。一部のカードショップではX上で、ピカチュウのカード1枚・1500円、未開封のカードパックの状態ものだと2000円で買い取ると告知しているのを確認できる(15日時点)。 マクドナルドではハッピーセットを510円から販売している。そのため、510円でハッピーセットを買っても、ピカチュウのカードたちを下取りに出せば、2000円-510円=1490円の利益を出せてしまうわけだ。もちろん、純粋に限定カードやおもちゃが欲しいと思う人もいたはずだが、それに加えて“利益のためにポケモンカードを買う人たち”も混ざり、多くの人が詰めかける事態になったと考えられる。