【Mac必須アプリ】「Raycast」とは?AI時代のMac効率化術。基本からMCP連携まで
はじめに
「ショートカットキーは便利だって聞くけど、なかなか覚えられない…」
「Spotlightは起動が速くていいけど、もっと色々な操作が直接できたらいいのに…」
「AIに同じプロンプトを打つのがめんどくさい…」
Macを使っていて、こんな風に感じたことはありませんか? 日々の作業効率を上げたいけれど、なかなか良い方法が見つからない。そんな悩みを抱える方は少なくないでしょう。
しかし、AIが私たちの働き方を大きく変えようとしている今、Macの操作方法も新たなステージへと進化しています。その鍵を握るのが、次世代ランチャーアプリ「Raycast」です。
Raycastは、単なるアプリケーションランチャーを超え、Mac操作のハブとなる多機能ツール。Mac標準搭載の「Spotlight」の代替として注目を集め、豊富な機能とカスタマイズ性、そしてAIとの連携によって、あなたのMacをより賢く、よりパーソナルな作業空間へと変貌させます。
何を隠そう、筆者も最近までAlfredという類似のランチャーソフトを愛用していましたが、Raycastに出会ってからはその多機能性と使いやすさに魅了され、今では手放せない存在となっています。
Raycastの機能は非常に多岐にわたるのですが、本記事ではその中でも特に普段使いすることで便利さを実感できる機能を厳選して紹介します。
本記事では、Raycastをこれから使い始める方や、さらに活用したいと考えている方に向けて、以下の主要機能を中心にその魅力と使い方を徹底解説します。
Raycastの基本操作: 起動方法からファイル検索、計算機能まで。
ホットキー: Raycastを瞬時に呼び出すための設定。
Snippets: 定型文を登録し、一瞬で入力するテクニック。
Clipboard History: コピー履歴を賢く管理・再利用。
Focusモード: 集中したい作業に没頭するための環境作り。
MCPサーバー連携: AI機能を拡張し、Web検索や外部API連携を実現。
これらの機能をマスターすれば、あなたのMacライフがより快適で生産的なものになること間違いなしです。
Raycastのインストール:はじめの一歩
Raycastを使い始めるのは非常に簡単です。以下の手順でMacにインストールしましょう。
① 公式サイトからダウンロード:
まず、Raycastの公式サイトからダウンロード: まず、Raycastの公式サイト(https://www.raycast.com/)にアクセスし、最新版のRaycastをダウンロードします。ダウンロードは無料です。
②アプリケーションフォルダに移動:
ダウンロードした .dmg ファイルを開き、RaycastアプリアイコンをMacの「アプリケーション」フォルダにドラッグ&ドロップします。
③初回起動とアクセス許可:
アプリケーションフォルダからRaycastを起動します。初回起動時には、アクセシビリティ機能など、いくつかのシステム機能へのアクセス許可を求められる場合があります。Raycastの全機能を利用するために、これらを許可してください。
これでRaycastのインストールは完了です。早速、次のセクションで基本的な使い方を見ていきましょう。
基本操作:Raycastを使いこなす
Raycastは、Mac上のあらゆる操作への入り口となります。
設定画面へのアクセス
Raycastの各種設定を行うには、起動直後の画面左下にある歯車アイコンをクリックします。
このアイコンから、ホットキーの変更、拡張機能の管理、Snippetsの設定など、Raycastのあらゆる設定にアクセスできます。
Raycastの呼び出し方と基本的な使い方
デフォルトでは、「⌥ Space (Option + Space)」 のホットキーでRaycastウィンドウを画面中央に呼び出すことができます。
本記事では、より一般的な 「⌘ Space(コマンドキーとスペースキーの同時押し)」をRaycastの起動ホットキーとして設定し、Spotlightのショートカットを置き換えることを推奨します。
Spotlightの主要機能はRaycastでもカバーできるため、この設定により、これまでの操作感を維持しつつ、Raycastの強力な機能へスムーズに移行できます。
具体的には、以下の手順で設定します。
① Raycastの設定画面を開き、「General」タブの「Raycast Hotkey」で 「⌘ Space」を設定します。 同時に、「Startup(Launch Raycast at login)」と「Menu Bar Icon(Show Raycast in menu bar)」のチェックも推奨します。
② 次に、Mac標準搭載のSpotlightが同じ 「⌘ Space」 ショートカットを使用している場合、これを無効化または変更する必要があります。
システム設定 > キーボード > キーボードショートカット > Spotlight を開きます。
「Spotlight検索を表示」のチェックを外すか、別のキーコンビネーションに変更します。
【注意】デフォルトの 「⌥ Space」 でRaycastを使い続けることも可能です。ただしその際は、他のアプリケーションのホットキーと重複していないか確認しましょう。特に、ChatGPT、Claude、Perplexityといった多くのAIアシスタントが ⌥ Space をデフォルトのホットキーとして利用している場合があります。
アプリケーションやコマンドの検索と実行
Raycastのルート検索バーに、起動したいアプリケーション名の一部を入力するだけで、瞬時に候補が表示されます。
例えば、「Chrome」と入力すればGoogle Chromeが、「Terminal」と入力すればターミナルが候補に現れます。
便利なサジェスチョン機能
Raycastは、ユーザーの使用頻度や直近の使用状況を学習し、賢くサジェスチョンを表示します。これにより、よく使うアプリやコマンドへさらに素早くアクセスできます。
基本操作を覚えよう
Raycastの使い方は非常にシンプルです。まずはこの2つの操作だけ覚えておけば、徐々に使い方をマスターできるでしょう。
Raycast起動: ⌘ Space(コマンド + スペース)
キャンセル: Escキー
途中で操作をキャンセルしたい場合は、いつでもEscキーを押せばRaycastウィンドウが閉じます。また、Escを連発すると前の画面に戻るので、Escを連発すれば確実にRaycastを終了できます。とにかくこの2つだけ覚えておけば、徐々に使い方を覚えていくことができます。
最初に試したい便利な機能
アプリケーションの起動: 何か一つ、普段よく使うアプリをRaycastから起動してみましょう。
ファイル検索: sf (searchfileの略)と入力し、最近開いたファイルを探してみましょう。
計算: 19*365 のような簡単な計算を試してみましょう。
コンテキスト管理に大活躍。Clipboard History機能
日々の作業で欠かせないコピー&ペースト。しかし、「さっきコピーしたあれ、どこ行ったっけ?」と履歴を遡れず困った経験はありませんか?Raycastの「Clipboard History」機能は、そんな悩みをスマートに解決します。
Clipboard Historyとは? 過去のコピー内容を一覧・再利用
Clipboard Historyは、過去にコピーしたテキストや画像の履歴を一覧表示し、必要なものを簡単に検索・再利用できる機能です。
デフォルトでは、直近のコピー履歴を保持し、Raycastウィンドウから Clipboard History と入力、または「⌘ + ⇧ + V」で呼び出すことができます。
履歴の検索とフィルタリング
大量のコピー履歴があっても、キーワード検索で目的の項目を素早く見つけ出せます。また、テキスト、画像、リンクなど、コンテンツタイプによるフィルタリングも可能です。
以下の例では「youtube」というキーワードで検索し、YouTubeに関連するコピー履歴のみを表示しています。右上の「All Types」ドロップダウンからコンテンツタイプでのフィルタリングも行えます。
もしテキストエリアにカーソルがある場合は、エンターキーを押すだけでそのままペーストできます。例えば、以下のようにcursorのテキストエリアにカーソルがある状態でRaycastの「clipboard history」を呼び出すと、カーソル位置にペーストされます。
定型プロンプトはSnippetsで呼び出し
メールの返信、コードスニペット、よく使う顔文字など、繰り返し入力するテキストはありませんか? Raycastの「Snippets」機能を使えば、これらの定型文を瞬時に呼び出すことができます。




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