入居者との別れ | アクティビティな毎日

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片桐由喜子のオフィシャルブログです。

毎日のできごとや感じたことを書いてます。

韓国から帰国した日、ホームのスタッフから電話が入った、入居者が亡くなったと。


約2週間前、夕食時ビールと日本酒を口にした後に倒れ緊急入院。


脳出血でまず助からないと言われていたので覚悟はしていたけど・・・




昨日の通夜、スタッフを数名引き連れて斎場へ行った。


うちのスタッフ、こういう時、本当に集まりがよい。


真剣にその高齢者と向き合ってケアしているから、最後のお別れをきちんとしたいという気持ちの表れだと思う。




私は常々スタッフに、「入居者の自由を尊重し、我慢させることなく、わがままを受け入れ、時に喧嘩をすることがあっても家族のように関わってほしい。いい人生だった、このホームに来てよかったと思ってもらえるように」と話している。


が、そんなこと私が言う前から、ちゃんとやってくれている、本当にすごいと思う。




亡くなった入居者は男性で84歳。お酒が大好きで、本当に好きなことをやって過ごしていた。


ホームに入居してからも毎晩ビールは欠かさず、旅行や宴会にせっせと出かけ、酔っ払ってフラフラになって帰ってきたこともあった。


普段はひたすら時代劇観賞。それでもいやいやながら嚥下トレーニング等のリハプログラムには参加していた。


私のことを「社長さん」と呼び、いつも「女の人で経営者ってすごいな―」と何度も」言ってくださった。


頑固で言い出したら聞かない人だったが、かわいらしいところもあり、スタッフとも他の入居者とも仲良く生活していた。


突然の死、本当に残念でならない。




昨日の通夜、今日の告別式、共に家族から「本当にお世話になりました」と感謝の言葉をいただいた。


また、告別式の喪主のあいさつでも、最期をうちのホームで過ごし幸せだったと思うとおっしゃってくださった。




いえいえ、感謝しているのはこちらのほう。


こういう言葉をいただくと、私もスタッフもこの仕事をしていて本当によかったと思う。


うちのホームはターミナルケア&看取りを行っているが、入居者との別れを体験するごとにスタッフが強くなっていくのがわかる。



この夏にも2人の高齢者が亡くなっっている。


夏になくなった2人は家族ではなくスタッフに看取られホームで息を引き取った。立ち会ったスタッフはかなりショックを受けたようだが、確実にたくましくなった。


そのときも家族からの感謝の言葉が、私たちにパワーをくれた。




またこの仕事が好きになった。









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