Post

Conversation

増田美希子氏(現:福井県警察本部長)と大川原化工機事件の関わりについて一部憶測が広がっているため、正確な事実を記載しておく。 本事件はガサ直前の2018年10月1日に「警察庁外事課長指定事件」に指定された。 それ以前から警察庁への報告はなされていたが、ガサ後の捜査は警察庁外事課と警視庁公安部が一体となって捜査に取り組む体制となった。 増田氏は、2019年1月〜2020年8月、警察庁外事課のナンバー2である理事官の立場にあった。 この間、警視庁公安部は、大川原化工機の役職員に対して延べ291回の任意取調べを行い、立件に不利な供述を得ていたが、これを黙殺するなどし、2020年3月11日に逮捕立件に及んだ。 増田氏が、警視庁公安部の違法な捜査にどこまで関与していたかは不明だ。 しかし少なくとも、捜査の状況について報告を受け、これを了承していた(警察庁外事課長の決裁がないと警視長は立件できない)という意味で、監督責任を免れない。 その後増田氏は、2020年8月に警視庁公安部外事第一課長に異動する。 この時点では事件はすでに起訴されていたため、捜査は検察官(加藤和宏検事)が主導していた。増田氏は、加藤検事の指示を受け温度実験を指揮していた。 しかし繰り返しになるが、これは逮捕立件後の話だ。 以上のとおり、増田氏の冤罪への関与は、警察庁外事課のナンバー2として警視庁公安部による逮捕立件を容認したという点にあり、その関与度合いは不明ということだ。 今週公表される予定の検証結果では、この点について明らかにされることを期待したい。
Image