鹿児島 姶良 大雨で非常食対応に追われた病院 断水解消

記録的な大雨で断水が続いていた鹿児島県姶良市の病院では、一時、入院患者などの食事の調理ができず、非常食での対応に追われました。

姶良市では今月8日の記録的な大雨によって、13日まで広い範囲で断水が続き、市内にあるおよそ30の医療機関や福祉施設などは市に要請して給水車の支援を受けました。

このうち姶良市西餅田にある「青雲会病院」では、今月9日から2日間は十分な水が確保できなかったため入院患者などの食事の調理ができず、災害用に備蓄していた非常食で対応しました。

当時は道路が土砂や倒木でふさがれていたことから、通勤できなかった職員もいて、6人の職員であわせて900食分の食事の対応に追われたということです。

市によりますと、病院のある地域では14日までに断水が解消したということで、病院は現在では通常どおり、医療や給食の提供を行っています。

青雲会病院の畠中泰教総務部長は「断水は病院にとって初めての経験で、水を確保するのがこんなにも大変なことかと痛感しました。復旧によって安心して医療を提供できます」と話していました。

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