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福岡・新宮町の水路に大学生が転落、通行人が救助 大雨で道路冠水…乗っていた自転車は流される

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福岡県(地図)

 9~11日の記録的な大雨により土砂災害や家屋被害が相次いだ福岡県内。福津市では2人が安否不明になっており捜索が続く。県は13日、新宮町で新たな負傷者を確認したと発表し、県内の軽傷者は宗像市と合わせて計2人に増えた。

 県や新宮町によると、10日に町内の水路に大学生が転落し、額に擦り傷を負った。道路が冠水し、水路の床板が外れていたが、気づかずに自転車で通行して落ちたという。大学生は通行人に救助された。自転車は流されて見つかっていないという。

 福津市では10日に「60代の男女2人が川に流された」と通報があったが、行方は依然、分かっていない。警察や消防、海上保安庁は13日、約120人態勢で2人の自宅付近や流されたとされる本木川、合流する西郷川、福間漁港などの捜索を続けた。

 県には、家屋被害などの報告も相次いだ。13日午後2時時点の集計では、全壊は北九州市八幡東区で1件、一部損壊は6件(福津市・宮若市各2件、福岡市古賀市各1件)だった。

 このほか、床上浸水が37件(北九州市13件、宮若市11件、直方市4件、福岡市3件、苅田町2件、古賀市・福津市・うきは市・新宮町各1件)。床下浸水も114件に上った。

 道路被害も相次いだほか、崖崩れ70件、地すべり5件が発生した。

 宗像市は12日から罹災(りさい)証明の発行受け付けなどを開始。市役所1階ロビーには13日、建物などが被災した人を対象に、県行政書士会による臨時相談窓口(22日まで、土日を除く)を設置した。(飯村海遊)

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