「画像のような玉ねぎは選ばないで!」八百屋からのお知らせ!そのワケとは
スーパーで新鮮な玉ねぎを選ぶとき、あなたは何を基準にしていますか?
多くの方は、外見のツヤや重さをチェックするかもしれません。しかし、もう一つ、見逃してはいけない重要なポイントがあります。それは、玉ねぎの「頭」の部分です。
多くの人が無意識に見過ごしているかもしれませんが、玉ねぎのてっぺん、つまり芽が出る部分を指でそっと押してみてください。
もしその部分が柔らかくへこむようなら、それは残念ながら鮮度が落ちているサインです。
そこで今回は「新鮮で美味しい玉ねぎの選び方」を紹介していきます。
なぜ鮮度が落ちると頭が柔らかくなるのか?
玉ねぎは収穫後も生きており、時間と共に内部の水分を消費して呼吸を続けています。
この過程で、てっぺんから徐々に水分が失われ、組織が弱くなって柔らかくなってしまうのです。さらに、玉ねぎは保存環境が悪いと、この柔らかい部分からカビが生えたり、傷みが進行しやすくなります。
売り場で腐敗が進んでいる玉ねぎも見た目ではわかりにくいですが、頭の部分から溶けて水分が出ていることで見分けられることもあります。
それだけ玉ねぎは頭から傷みやすい野菜なんです。
頭が柔らかい玉ねぎを選ぶリスク
風味が落ちている
新鮮な玉ねぎ特有のシャキシャキとした食感や、甘みが失われている可能性が高いです。
保存がきかない
購入後すぐに使わないと、すぐに腐敗してしまうことがあります。
中身が傷んでいる可能性
表面の柔らかさは、内部まで傷みが進んでいるサインであることも少なくありません。
鮮度の良い玉ねぎを見分けるポイント
では、どうすれば新鮮な玉ねぎを見分けられるのでしょうか。八百屋目線での新鮮で美味しい玉ねぎの見分け方を3つ紹介します。
頭が硬い
指で押してもへこまず、しっかりと硬さがあるものを選びましょう。
外皮が乾燥している
外側の皮がカサカサと乾燥していて、しっかりと張りがあるものが良いでしょう。
ずっしりと重い
同じくらいの大きさなら、手に取ってずっしりとした重みを感じる方が、水分を多く含んでいて新鮮です。
新鮮で美味しい玉ねぎの選び方まとめ
今回は「新鮮で美味しい玉ねぎの選び方」を紹介していきました。
ぜひ玉ねぎを選ぶ際は、ぜひこの「頭チェック」を試してみてください。
強く押すのはマナー違反です。見た目で選んで最終チェックとして優しく頭を触ってみてくださいね。