「人質司法は関係者が努力を怠った証し」 大川原冤罪事件遺族が講演

保釈請求を認めなかった裁判官と検察官を批判する大川原化工機元顧問の相嶋静夫さんの長男=東京都千代田区の弁護士会館で、2025年7月14日午後3時26分、遠藤浩二撮影
保釈請求を認めなかった裁判官と検察官を批判する大川原化工機元顧問の相嶋静夫さんの長男=東京都千代田区の弁護士会館で、2025年7月14日午後3時26分、遠藤浩二撮影

 否認している被告の保釈が簡単に認められない「人質司法」の問題点を議論する会合が14日、東京都内であり、化学機械メーカー「大川原化工機」(横浜市)の冤罪(えんざい)事件で被告の立場のまま死亡した同社元顧問の相嶋静夫さん(享年72)の長男(51)が講演した。「時代に即した保釈をするのがプロの仕事。『人質司法』は刑事司法関係者が努力を怠ってきた証しだ」と訴えた。

 相嶋さんは勾留中にがんが見つかったが、起訴内容を否認していたことから、検察側が「罪証隠滅の恐れがある」と強く反対し、計8回に及んだ保釈請求は一度も認められなかった。

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