ハーバード大、職業訓練に730億円寄付へ トランプ政権と対立で解決金
【ニューヨーク=西邨紘子】米国のハーバード大学が近くトランプ米政権と和解するとの見通しが強まっている。同大が「解決金」として米国の職業訓練プログラム向けに5億ドル(約730億円)を寄付する方向で協議している。
米メディアが13日までに報じた。大学は職業訓練向けに5億ドルを寄付する案を受け入れる意向という。政権の圧力に対抗してきたハーバード大が譲歩すれば、米国のほかの大学にも影響しそうだ。
政権は...
※掲載される投稿は投稿者個人の見解であり、日本経済新聞社の見解ではありません。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)- 石原純インペリアルカレッジロンドン 講師貴重な体験談
今週ボストンでハーバード大学を訪れていましたが、大学は多大な影響を既に受けています。まず、研究費を突然凍結される恐怖に耐えながら研究ができる研究者はいません。 今回の件で既に多くの人が大学を離れており、研究室を簡単に修復できると考えにくいです。 前途ある若者が被害を被っているのは悲しいことですが、まずは解決の方向に向かっているというニュースは良かったです。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新) - 福井健策骨董通り法律事務所 代表/弁護士・ニューヨーク州弁護士分析・考察
海外報道ではまだ最終協議中ですが、合意となれば影響大ですね。 もっとも、ハーバードのアファーマティブ・アクション(入学の人種枠)は、むしろ不利をこうむるアジア系学生の抗議などもあり、2023年には最高裁で違憲と判断されています。「行き過ぎたDEI」への見直しは、今回のトランプ以前から起きていました。恐らく、法律事務所や大学の和解の動きにはその辺りも影響したでしょう。まして和解全体の評価は、その詳細条件を見てすべきですね。 とはいえ、ある政治目的を達成するために、相手の生命線を突然取り上げて譲歩を迫るという強権手法が効果をあげることで、米国がまた一歩旧ソ連のような国家に近づいた、とは感じます。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新) - 前野隆司武蔵野大学ウェルビーイング学部長/慶應義塾大学名誉教授ひとこと解説
DEI(多様性、平等性、包括性)は人類全体の幸福という視点から見て善であり、ハーバード等の米大学が自由な学問の結果そこに至ったのはまさに平等に最先端学問を行ってきた結果というべきでしょう。この度最後の砦であったハーバードが米政権に和解金を払うというニュースは、ハーバードが米政権に屈したように見えます。しかし、ハーバードは「学問の自由と大学の自治を守るため」と表明しており、明言するとディールに角が立つので明言はしていないものの、米政権とディールして学問の自由とDEIを守ったと考えることができます。米大学は、いや、世界の大学は、このようにしたたかに学問の自由を守る存在であり続けるべきでしょう。
この投稿は現在非表示に設定されています
(更新)
Think! の投稿を読む
有料登録すると続きをお読みいただけます。無料登録でも記事消費(一定数限定)をすることで閲覧できます。
2025年1月20日(現地時間)にドナルド・トランプ氏が再びアメリカ大統領に就任。政権の行方など最新ニュースや解説を掲載します。