430万円の土地が2160万円に 県の担当者「地権者に忖度はしていない」と説明 道路工事めぐる”用地買収”なぜ価格が5倍に?
RKB毎日放送
福岡県が道路工事の用地について、提示価格のおよそ5倍の価格で買収していた問題。 服部知事は「極めて重大な問題」とした上で、第三者を入れて適切に対応していく考えを示しました。 【写真をみる】当初の5倍の価格で買収した土地 取材に答える服部知事 県の担当者は、「地権者に対し忖度はしていない」と説明しています。 なぜ買収価格は、5倍にはね上がったのでしょうか。 ■地権者が難色示し・・・当初の5倍に RKB 早瀬川賢也「赤村と大任町を結ぶ峠道です。ここを迂回する道路を造るために県が土地を買収した際、問題は起きました」 福岡県によりますと県は今年、県道のバイパスを造る用地として赤村にある2500平方メートルの土地を買収しました。 県は当初、コンサルタント会社の評価を踏まえおよそ430万円を提示していましたが、地権者が難色を示したことから価格を2回算定し直し、最終的に2160万円あまりで買収したということです。 ■なぜ価格が上がったのか 県の説明は? 福岡県 県土整備部 二場正義 次長「地権者の方が同和対策関係者だからといって、それを意識して交渉しているものではございません。忖度はしてはいないです」 「忖度はしていない」と強調した県の担当者。 当初の提示価格のおよそ5倍で買収した理由については「造成地となっている部分の掘削費用を算入した」と説明した上で、「トンネル工事を早く発注したくて交渉を早く妥結したいとの思いがあった」と釈明しました。 ■知事 「県民から不審に思われないよう対応する」 この問題について福岡県の服部知事は第三者を入れて適切に対応し再発防止に取り組む考えを示しました。 福岡県 服部誠太郎 知事「公共事業の用地補償については土地の状況を正確に把握して県の基準に乗っ取って適正な価格を算定すべきものであります。しかし今回は土地の状況を正確に把握せずに2回にわたって提示額を変更する最終的な買収価格も近隣の土地に比べて著しく高かった。これはやはり公共事業の用地買収について信頼性を損ないかねない極めて重大な問題であると思います。この件については、第3者を入れてまた地権者のかたの同意もいただいていますので県として改めて算定をし直し、適切に対応をとっていきたい。今後このようなことがないように、そもそも5000万以上の件は本庁で審査をすることになっていますが、それ以下のものについても、今後いろんなケースがありますから協議が必要なものは本庁で適切に協議していく。本庁もしっかりと指導を行う、そのようなことを徹底していく」 記者「不適切だった?」 福岡県 服部誠太郎 知事「もちろんです。適切ではない。今後再発を防止する上でも、しっかりとした対応をとっていきたい。担当者のいろんな事情もありましょうけれど、公共事業の用地補償の信頼性というものを欠いてはならない、県民の皆様から不審に思われることのないように、県としてもしっかりと対応していきたい」
RKB毎日放送
【関連記事】
- ▼『キャー』女性が悲鳴「見たら、ピットブルが犬を噛んでいた」 保育園の横で闘犬「ピットブル」を飼育 相次ぐ被害に専門家は「規制が必要」
- ▼「財布がなくなった」女子高校生の相談にゲームセンターの店長がとった”とっさの判断”「靴をみました」
- ▼「死んでしまう、あの時感じた恐怖、全く忘れられない」若い男性の姿に動悸 おびえる毎日・・・性被害にあった女性(当時20)その後の人生
- ▼「本当に苦しい3年だった」トラック運転手が起こした裁判「未払いの賃金を支払って」 会社がとったのは”配車差別” 月給は10万円以上減少した
- ▼部活動で上級生からいじめ 「侑大が亡くなったあとひどい性被害を受けていたことを知り愕然としました」自殺した高校生の母親が再調査求め会見