出場辞退の広陵、保護者説明会は30分で終了 校長「意を許容してくださった」

保護者向けの説明会終了後、報道陣の取材に応じる広陵高の堀正和校長=10日午後、広島市安佐南区(矢田幸己撮影)
保護者向けの説明会終了後、報道陣の取材に応じる広陵高の堀正和校長=10日午後、広島市安佐南区(矢田幸己撮影)

全国高校野球選手権大会に出場中だった広陵高(広島)が部員による暴力事案を発端に出場辞退を表明した10日午後、広島市安佐南区の同校で部員の保護者向けの説明会が開かれた。終了後、記者団の取材に応じた堀正和校長は、保護者から質問が一切出なかったと明かし、「われわれの意を許容してくださっている様子がうかがえた。校長として救われたと思っている」と述べた。また、堀校長は、自身が務める広島県高野連副会長の辞任を9日付で申し出たという。

取材の冒頭、深々と頭を下げた堀校長。保護者向けの説明会に先立って室内練習場で部員らと対面し、改めて出場辞退に至った理由について説明したという。その際、涙を浮かべる部員はいたが、いずれも取り乱すようなことはなかったとし、感極まった様子で「その姿勢に心から感謝している」と語った。

同じく一連の経過を伝えた保護者向けの説明会では、質問を求めても保護者から手が挙がらなかったという。堀校長は学校への爆破予告などにも言及しつつ、「学校を守ることに理解をしてくれた保護者の皆さんに感謝しかない」と話した。説明会は約30分で終わったという。

堀校長は記者団に出場辞退の判断について改めて説明する中で「事実を隠蔽したり、矮小(わいしょう)化したりということは一切ない」とも強調した。

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