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間違えやすい中国語文法シリーズ     ~助詞の“的・地・得”~

大家好!こんにちは!Lilian中国語スクールです。
いつも記事を読んで頂きありがとうございます。
今回は日本人学習者が間違えやすい構造助詞の“的・地・得”についてご説明いたします。この三つの構造助詞の共通点は、読み方がみな同じく“de” という軽声になります。 発音が同じですが、文における役割が違い、さらにそれぞれ前後に来る文章も異なります。まず文中の位置を一緒に確認しましょう。

“的・地・得”文中の位置について

 まず下記の例文をまずご覧ください。
一言でまとめると、①“的”は名詞修飾語と名詞の間に入れる助詞;②“地”は動詞修飾語と動詞の間に入れる助詞;③“得”は動詞の後ろに置き、動詞と補語を繋げる助詞となります。つまり、“的”は名詞の前、“地”は動詞の前、“得”は主要動詞の後ろです。

例)的 — 我的书 (私の本)
地 — 慢慢地开车 (ゆっくり運転する)
得 — 雨下得很大 (大雨が降る)

これだけ見ても何のことかわからないと思います。
これから3つの“的・地・得”の違いについて詳しく説明します。

“的”について

“的”の前に来る修飾語の種類について

助詞“的”の後ろは必ず名詞がくることに対して、前にある修飾語の部分には色んな品詞がこられます。1)名詞、2)代名詞、3)形容詞と4)動詞が上げられます。

1)名詞+的+名詞
例)下午的会 (午後の会議)
  未来的打算(将来の計画)
  日本的餐厅(日本のレストラン)
2)人称代名詞+的+名詞
例)你的票 (あなたの切符)
  她的朋友(彼女の友達)
3)形容詞+的+名詞
例)漂亮的花朵 (綺麗なお花)
  简单的问题 (簡単な問題)
  有意思的电影(面白い映画)
4)動詞+的+名詞
 動詞が名詞の修飾語とする際に、単独な動詞だけが修飾語とする場合もあるし、動詞に関連する情報をさらに修飾語部分に入れている場合もあります。関連情報というのは動作主「誰が」、動作の発生時間「いつ」などとなります。
例)映画       ⇒ 电影
  上映した映画   ⇒ 上映的电影
  昨日上映した映画 ⇒ 昨天上映的电影

 上記のように動作に関連する補足情報を入れることにつれ、修飾語部分もどんどん長くなることができます。こういった点は日本語に似ています。ただ、日本語のほうは名詞が直接動詞を修飾できる(上映した映画)ことに対して、中国語の方は“的”を動詞修飾語と名詞の間に入れなければならない(上映的电影)ルールがあります。そちらは注意してください。
 日本語の形容詞もそのまま名詞を修飾できますが(「美味しい料理」)、中国語は同じく形容詞と名詞の間に“的”が必要となります。要は、中国語の名詞の前に修飾語があったら、“的”が接着剤として入れるべきです。

“的”がいらない例外表現

 言語は使い頻度の高いフレーズや文などが段々短くなる傾向があります。例えば日本のバイト先に「ありがとうございました」と最初に丁寧に私が言いましたが、しばらくになると「あざす」になってしまいました。
このような現象は中国語の「修飾語+的+名詞」構造にも見えます。「的」が構造助詞で意味がないものなので、かわいそうですが交流の効率のため最初に捨てられます。
したがって、使い頻度の高い「修飾語+的+名詞」が「修飾語+名詞」になります。勿論濃縮的な形を追求する商品名など最初には既に“的”を入れていない場合もあります。


例)龙井茶  (龙井という地方のお茶)
  黄皮肤    (黄色い肌) 
  大西瓜  (大きいスイカ)
  长头发  (長髪)

また、修飾語と名詞が「親族関係」と「所属関係」を成す場合、
「的」もいらないです。


 例)我妈妈       (私の母)
           我们公司 (私たちの会社)
           他们学校   (彼らたちの学校)

例外は限られた場合ですので、まず基本的に名詞の前に修飾語がある場合、「~的+名詞」という構文を頭に入れておくのが良いと思います。

“地”について

“地”は修飾語を動詞や形容詞と繋げる役割を果たします。修飾語になれるものは1)形容詞、2)動詞、3)名詞があげられます。

1)形容詞+地+動詞
例:兴奋地说 (興奮して話す)
  谦虚地表示(控え目に意見を述べる)
  严肃地处理(厳格に処理する)
2)動詞+地+動詞/形容詞
例:雨不停地下  (雨がひっきりなしに降る)
  说不出地高兴 (言葉も出ない程喜ぶ)
  着重地谈谈这个(この問題を重点的に語り合う)
3)名詞+地+動詞
 名詞は普通動詞、形容詞を修飾しないが、いくつかの抽象名詞は‘~地’の形にして動詞を修飾できます。
例:科学地论证(科学的に論証する)
  历史地考察(歴史的に考察する)
  部分地解决(部分的に論証する)

 イメージとしては前述のとおり動詞や形容詞を修飾語と繋げるのは“地”の役割で、「~に○○する」という表現をイメージしてもらえると理解しやすいかもしれません。もちろん他のパターンや例外もあります。例えば、「興奮して話す」という場合、「兴奋地说」と言えばいいのです。「~地+動詞」という“地”が動詞の前にくることを押さえてください。

“得”について

動詞「様態」あるいは動詞・形容詞「程度」を表す補語をつなぐ役割を持っています。基本形は「動詞1/形容詞1+得+補語(形容詞2述語/動詞2述語)」となります。
形容詞述語というのは「程度副詞+形容詞」の部分で、例えばよくあるのは「很+形容詞」です。動詞述語というのは動詞を初めて、その後ろに来る目的語やそれについている他の助詞などの動詞の塊のことです。“得”の補語を選ぶ時、必要な情報を動詞述語からピックアップできます。
例えば「她大声笑着」には「大声笑着」が動詞述語です。この動詞述語の部分を「高兴」の様態(どのように嬉しいか)として描きたい時は:①「她高兴得笑着」と②「她高兴得大声笑着」どちらでも言えます。
(①「彼女は嬉しくて、笑っている」、②「彼女はうれしくて大声で笑っている」)

1)動詞+得+形容詞述語
例:说得很快    (話すのが早い)  
  写得很清楚   (きれいに書いた) 
  进展得十分迅速 (進度がとても速い)
2)動詞/形容詞+得+動詞述語
例:高兴得大声笑着(うれしくて大声で笑っている)
  墙上打得都是洞(壁は穴だらけだ)
  乱得理也理不清(片付けようもない程めちゃくちゃに乱れている)

★目的語がある場合、動詞を繰り返しなければならない。
例:他唱歌唱得好听极了。 (彼の歌はまったくすばらしい)
  他说话说得忘了时间了。(私は話に夢中になって時間のたつのを忘れてしまった)

 実際に文章を作成する際はどのように考えたら良いかを悩む方が多いと思いますが、中国人が実際に使うものは、ある程度慣用句のようになっているものが多いです。したがって、「兴奋地说(興奮して話す)」、「谦虚地表示(控え目に意見を述べる)」、「说得快(話し方が早い)」、「写得清楚(きれいに書いた)」のようなよく使われる組み合わせごとに覚えることをお勧めします。

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