嘘の夢の話 8月1日
練馬駅からバスに乗る。目的のバス停が近づいてきたのでブザーを押そうとすると、隣に座っているおばさんが腕を掴んでそれを阻んでくる。おばさんの手には指輪がたくさんはめられており、中には乳首そっくりな色と形のものもある。おばさんのせいで私は結局下車できず、仕方ないので持っていたキャラメルコーンを開けて食べ始める。するとおばさんも勝手に食い出したのでそこでようやく頭に来て何なんだ! と怒鳴る。だがおばさんは薄笑いを浮かべるだけで全然たじろぐ様子はない。
ふと窓の外を眺めるとそこには海が広がっている。練馬区に海はないので一体ここはどこなんだと車内のモニターを確認すると「監視町1-71庁前」というようなよくわからない地名が映されている。冗談じゃないと思い早くバスを降りようとするが、いつの間にかおばさんが熊のような巨体になっていて席を立つことすらできない。海を見るとやたら目がでかいイルカがバスに並走している。
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