嘘の夢の話 8月14日
高速道路の中央分離帯を全裸で歩いている。なぜここにいるのか、なぜ全裸なのかわからないが、背の高い木々が生い茂っているのでドライバーから見られる心配はない。私は木になっている桑の実を食べながら目的もなく前進していく。
前方から話し声が聞こえてきたので私は茂みに隠れる。見ると浴衣を着た若い女性4人組が、大きなクーラーボックスを運びながらこちらに向かってきている。彼女たちは私が隠れている茂みの少し手前で立ち止まり、地面にクーラーボックスを置いてそれを開ける。私の位置からは中身は見えないが、4人はまるでクリスマスプレゼントを開けた子供のように嬉しそうな声を上げている。私はどうしても気になってしまい、クーラーボックスの中を覗きに行こうとする。だが次の瞬間彼女たちもクーラーボックスも消えてしまい、そこには衰弱しきった蛇が横たわっているだけである。蛇は身をよじらせながらえずき、赤い粘液に包まれたサイコロを吐き出す。そのサイコロを拾おうとした瞬間パトカーのサイレンが聞こえてきたので、私は慌てて元いた茂みに隠れる。
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