嘘の夢の話 8月23日
公園のベンチに座っている。目の前には石畳の道が左右に伸び、それを隔てて低木に囲まれたグラウンドが広がっている。見渡す限り人はおらず、時折風が吹く音が聞こえるくらいで辺りはとても静かである。
そんな静けさの中、突然ノックの音がする。私は部屋の中にいるのではないし、近くにドアがあるわけでもない。だが、目の前に見えない扉でもあるような感じで、ノックをする音が聞こえる。私は訝しみながらも「なんですか」と応答する。その瞬間、まるで台風のように激しい風が吹き抜け、私は腕で顔を覆う。風が止んでから目の前の石畳を見ると、そこには無数のハエの死骸が転がっている。私は足でそれを一箇所に集めてハエの死骸の山を作り、その頂点に木の枝を刺す。死体が墓を兼ねているというわけだ。


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