嘘の夢の話 9月13日
中華料理屋で、向かいの席に座る男がすごい勢いで料理を食べるのを見ている。男の元には次々と料理が運ばれてきて、彼はそれに自分で持ち込んだと思われるジャムのようなものを載せて食べている。私にもラーメンが運ばれてきたので食べようとすると、男は自分の料理がまだ残っているにもかかわらず、箸を伸ばして私のラーメンに手をつける。その上あのジャムのようなものを勝手に載せてくる。それはすぐに椀の底に沈んでいき、同時にラーメンは嗅いだことのないような異臭を放ち始める。私は男に抗議するが全く相手にされず、仕方ないので店員に言ってラーメンを作り直してもらうことにする。
厨房を覗くと、そこには店員は一人もおらず、それどころか調理道具や食材もない。ただ調理台の上に金魚鉢がいくつか置かれているだけである。鉢の中には水こそ入っているが金魚はいない。それを見ていると妙に喉が渇いてきて、私は一つの金魚鉢に入っていた水を全て飲み干す。するとなんだか晴れやかな気持ちになってきて、今まで腹を立てていたのがどうでもよくなってしまう。私は客席に戻って、未だ暴食を続けている男の隣に座り彼に親しげに話しかける。明らかに迷惑そうな顔をされるが構わず喋り続けていると、男はついに黙って店を出て行ってしまう。「待ってよ〜」と言いながら彼を追いかけ店の扉を開けると、店のすぐ前は線路になっていて、走ってきた電車に危うくはねられそうになった。


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