嘘の夢の話 9月17日
久しぶりに実家に帰ると、家族に混じって「タケマ」と名乗る謎の男がいる。タケマは私と同い年らしいがそうは見えないほど童顔かつ小柄で、そもそもなぜ私の実家にいるのか誰も説明しようとしない。しかし彼は穏やかな性格で、私はすぐに彼と打ち解ける。
私とタケマは母に言われて、近所の弁当屋に昼食を買いに行く。その道中、タケマは私に相談を持ちかけてくる。その相談とは、夜になると彼が寝泊まりしている部屋の窓の外に点滴をした老人が立っており、それが不気味で仕方ないというものである。正直そんなことを私に言われてもという感じなのだが、一応自分の実家の問題なので「別の部屋の窓に干し柿を吊るしておけば、気を取られてそっちに行くかもよ」と提案する。タケマはこの案に感動したらしく、「その手があったか!」と目を輝かせる。
家に帰ると、全ての電気が消えて家中が真っ暗になっている。不思議に思いながらリビングまで進むと、突然電気が点いて大勢の人がクラッカーを鳴らし、「ハッピーバースデー!」とお祝いしてくる。だが今日は私の誕生日ではないし、タケマを見ると彼もぽかんとした表情を浮かべている。しばらく気まずい沈黙が続いたのち、誰も触ってないのにテレビが勝手に点いて、山梨県にある化学プラントが爆発したというニュースが流れ始める。


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