嘘の夢の話 9月22日
左手の手首のあたりに何かが埋め込まれていて、皮膚が四角く浮き上がっている。特に痛みや異物感はないので、私は予定通り動物園に行くことにする。しかし、私が見ようとする動物はなぜか決まって興奮状態になってしまう。ライオンは野太い雄叫びをあげ、クジャクを羽を広げて檻に突進し、ナマケモノは木から落ちる。見ると、私の手首に埋め込まれたものが小刻みに振動している。私はこの物体が動物たちにヒステリーを巻き起こしているのだと察知し、これが係員にばれたらただでは済まないぞと思う。それを隠そうにも半袖なので、私はゴミ箱を漁って新聞紙を拾い、手首に巻きつけて慌てて退園する。
帰り道、気がつくと手首の物体はなくなっている。その代わりに、先ほどまでそれが埋まっていた場所の皮膚に「豆」という字に似た記号がタトゥーのように刻まれている。それに触れると、電気ショックのような刺激が全身を襲い、私はその場に尻餅をついてしまう。


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