嘘の夢の話 9月27日
刑事ドラマを観ていると、小学校時代の同級生がそこそこ大きな役(被害者の弟役)で出演している。俳優になったのかと思ったが、彼の演技は明らかに素人のそれである。しかも本番中にもかかわらず、他の出演者たちも彼に呆れるそぶりを隠さずにいるので、さすがに見ていられなくなりテレビを消す。すると暗くなった画面に反射して、私の背後にあの同級生が立っているのが見える。
驚いて振り向くと、彼は竹とんぼを取り出し、手のひらで軸をすりすりと回転させる。だがそれだけで、竹とんぼを飛ばそうとはしない。遠慮してるのかなと思い「飛ばしてもいいよ」と声をかけるが、依然として彼はその動作を続けるだけである。そして彼は何も言わず玄関へと向かい、戸が開く音と同時に「ありえない」という声が聞こえる。急いで玄関に向かうが、そこにはもう誰もおらず、黒い泥のようなものが落ちているだけである。


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