嘘の夢の話 9月28日
バイクに乗っている。初めは街中を走っていたが、陸橋を越えると風景が一気に変わり、周囲を野原と山々に覆われた長い一本道が続いている。建物といえば山の麓に民家が点在しているくらいだが、しばらく進むと新宿にあるコクーンタワーのような銀色の高層ビルが見えてくる。前を通り過ぎざまに何の施設なのか確認すると、ビルの前面に大きく「りきりり」と書いてある。
その後もしばらく走り続けるが、頃合を見計らって元来た道を引き返すことにする。結局あのビルが何なのかわかっていないので、帰り道でもう一度確かめようと思う。しかし、いくら走ってもあのビルにたどり着かない。建物自体はずっと見えているのだが、前を通ることができないのだ。一本道なので道を間違えているわけではないし、とうとうあのビルの前を通過しないまま陸橋に戻ってきてしまう。不思議に思いながら街に下り、駐輪場にバイクを駐める。その時になってようやく、自分がバイクの免許を持っていなかったことを思い出す。


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