嘘の夢の話 10月1日
電車を車両から車両へ移動していると、そこそこ混雑している昼の時間帯にもかかわらず、人が全くいない車両に行き当たる。その車両には乗客こそいないものの、座席やつり革に沿って床に無数の靴が並べられている。まるで満員電車から靴だけを抜き出したようだ。
無人だと思っていた車両の端に、一人の男が立っているのに気付く。男は何かのバンドTを着た大学生風の若者で、茶を点てる時に使う竹製のブラシみたいなやつで何もない空中を撫で回している。男は服の上からでもわかるほど激しく勃起している。私はすぐさま引き返そうとするが、車両間のドアはすでに開かなくなっている。座席の隙間に身を隠していると電車が駅に到着したので、男に見つからないように急いで下車する。その駅はホームや街の感じはどう見ても西武池袋線の石神井公園駅なのだが、駅名標には「仕倍鉄川(じばいてっせん)」と書かれている。


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