嘘の夢の話 10月14日
昔通っていた高校にいる。校内を散策していると、校舎の端から渡り廊下を隔てて細長い塔のような建物が立っていることに気付く。私の在学中はなかったものなので気になって中に入るが、内部には何もなく、螺旋階段が上に向かって伸びているだけである。ただ、外から見た時はてっぺんに窓があったので、きっと何かあるのだろうと思って階段を上ることにする。
建物の中は息苦しいほど狭く、階段も私一人がぎりぎり通れるほどの幅しかない。それに、私の卒業後にできたものならまだ新しいはずなのに、壁も階段もボロボロで廃墟のようである。階段には数段おきに赤いビニールテープがバミリのように貼ってあるが、こんな場所に何かを設置するとは思えないので意図がわからない。
建物の真ん中あたりまで上ったところでチャイムが鳴り出す。私は階段を下り、急いで教室に戻る。教室ではすでに授業が始まっていて、私が高2の時同じクラスだった男子が先生をやっている。私は教室の窓からあの建物を眺める。建物の窓には明かりが灯っていて、最上部にはやはり誰かがいるようである。授業を抜け出してそこに行こうかとも思ったが、それを実行するだけの度胸はない。


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