嘘の夢の話 10月21日
老犬を検診のために動物病院に連れて行く。医者は犬の普段の様子などについて色々尋ねてくるが、私は飼い主でもなんでもないので何も答えることができない。ただ、ずっと黙っているのも感じが悪いので「部屋にいる蜘蛛とか小さい虫を食べちゃうんです」と嘘を言う。
特に問題なく検診は終わり、塗り薬だけ処方してもらって私たちは病院を出る。ところが外に出た途端、老犬の様子がおかしくなる。犬は体を震わせて低い声で一鳴きしたかと思うと、頭や足や尻尾がゆっくりと胴体に吸い込まれていき、最後にはただの扁平な毛玉になってしまう。それでもその毛玉は生暖かく、胸(にあたる部分)に手を当てると心臓の鼓動さえ感じられる。たまたま父の車が病院の前を通りかかったので、一緒に帰ることにする。車内で父に犬のことについて話そうとするが、父は自分が大学生の時に行ったタイ旅行の話を一方的にしてくるばかりで、私の話を全然聞いてくれない。


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