【民事と刑事の決定的な違い】
民事訴訟が「金銭による解決」を主目的とするのに対し、刑事事件は「社会秩序の維持」と「加害者の処罰」を目的としている。被害者自身がリベンジをすると過剰なリベンジになりがちなので、国家が介入して、被害者に変わって国家が加害者に罰を与えるというシステムだ。
民事では、嘘を元に他人を訴えることも出来る。(信用リスクは伴うが)たとえ他人の財産に損害を与えても、賠償金で解決可能な場合が多い。
刑事事件では、暴行などでの身体や窃盗や器物損壊などでの財産への重大な侵害は「自由の剥奪」という厳しい結果を招く。
例えば、他人の財産を故意に破壊した場合、民事では賠償責任(民法第709条)にとどまる可能性があるが、刑事では器物損壊罪(刑法第261条)で懲役刑が科される可能性がある。
このように、刑事事件は「生ぬるい状況」ではなく、個人の人生に深刻な影響を及ぼす。
民事訴訟で感情的な動機や嘘を基に訴えることは、時間と費用の無駄に終わるだけでなく、自分自身の信頼を損なうリスクがある。
一方、刑事事件では、嘘や悪意ある行動は法による厳しい処罰を引き起こし、身体拘束という重大な結果を招く可能性がある。
法は公正かつ慎重に運用されるが、嘘には容赦ない。
どんな訴えを起こすにせよ、事実に基づき、誠実に行動することが、法廷での成功と自身の保護につながる。
裁判所前で暴行事件を犯した人物は、間違いなく刑事事件で裁かれる。警察が見て見ぬふりをすると、警察の信用問題になるからだ。
今回、守る会の会長である藤岡氏の第一報では、怪我をした人が3人と言うことであったが、その後の守る会の調査で5人であると言うことが明らかになった。
5人が負傷する大事件に関して警察は着々と捜査を進めている。
民事事件のように「信用がなくなるだけ」では済まないことは明らか。