【中継】熊本豪雨被害 図書館では本も水に…片付けに追われる 厳しい暑さの中で作業も
日テレNEWS NNN
記録的大雨となった熊本県で、これまでにわかっている被害の状況を整理します。 熊本県によりますと、甲佐町で男性1人が土砂崩れに巻き込まれ亡くなりました。八代市では、用水路に沈んだ車の中から女性1人が心肺停止の状態で見つかったということです。また、安否がわかっていない人は現時点で3人。玉名市では1人が川に流されたという情報があり、熊本市では2人を捜索中だということです。 町内を流れる川が氾濫し、複数の家屋で床上浸水の被害がでている熊本県の玉東町から中継です。 12日の未明に付近の川があふれ、こちらの公民館にも押し寄せました。現在も泥や水をかきだす作業が行われています。 入り口を見てみると、水があがった高さが線となって残り、成人男性のひざ上、腰のあたりの高さまで水が押し寄せたことがわかります。 内部の図書室ですが、床には泥が残った状態です。もともと本が並んでいた棚には何もなく、水につかっていない本や板が取り除かれ、床に積まれています。 こちらにはおよそ1万5000冊の本があるのですが、その半分近くが今回、水につかったということで、廃棄しなくてはいけなくなったそうです。 ――職員の方からはどういう声が聞かれましたか? 子どもたちの憩いの場となっている公民館には、夏休みということもあり、連日多くのお子さんたちが通っていたということです。公民館を使用したいという問い合わせがあるたびに、今はお断りしなければならない状況が大変心苦しいという声もありました。 厳しい暑さの中で片付け作業が続きますが、まだ復旧の見通しは立っていないという状況です。