「おかえりっ!~夕凪色の恋物語~」クリア(ネタバレあり)【ニコ生】
2014/10/13
この記事はネタバレを含みます
※「おかえりっ!」てググってこのページに来た人は迷わず買おう。
すっごく面白いから。

くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、中学生の時に名作だって話を聞いたのが始まりでした
本当はamazonで安かったからなのですが←
買った物を無駄にするわけには行かないので昔のギャルゲで挑んでみた所存ですw
以下、渚達のみんなへのメッセジをどぞ
渚「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと素直じゃないところも見せちゃったけど・・・気にしないでね!」
緑「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
晶「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
光「見てくれありがとな!
正直、作中で言ったウチの気持ちは本当や!」
摩耶「・・・ありがと」ファサ
では、
渚、緑、晶、光、摩耶、婆さん「皆さんありがとうございました!」ひぇっひぇっひぇっ
終
渚、緑、晶、光、摩耶「って、なんでお婆さんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
「おかえりっ!~夕凪色の恋物語~」 渚ED

中学生の頃(10年前くらい)にギャルゲにハマった時期がありました。
当時はPS2全盛期でしたが、自分はPS2を持ってなかったので、
安い中古のPSのギャルゲを色々やってた中、
2chのギャルゲ板の隠れた名作スレでこの名前を発見。
買ったはいいものの一人クリアして売ったという事がありました。
(その話も10年経った現在では全く覚えてないっていう)
去年の暮、amazonでPSソフトがとても安く売ってることを知り、
お嬢様特急を始め、たくさんのギャルゲを購入。
このソフトもいつかやり直そう思っていたので購入しました。
それからしばらく放置してたのですが、突然やりたくなったので放送でやることに。
ここからストーリーのネタバレを含みます

「主人公が生まれ育った姫神島に教育実習生としてやってくる」という話で
主人公は幼なじみの渚の住む民宿にお世話になります。
最初はメインヒロインでもある渚ルートをやったのですが…最初は
「のどかな島だなー」とか
「あぁ^~渚がかわいいんじゃ^~」とか言ってただけだったのですが

この渚を見た時、俺は言葉では言い表せない 「ときめき」みたいなものを感じた。
読み進めていくうちにだんだん雲行きが怪しくやってきて、
「島を発展させたい改革派vs現状維持の守旧派」という話に。
渚の父は島が貧しかった故に山の補強工事が出来ず、
がけ崩れで妻を亡くしているので改革派なのだが
(島の花を輸出する事業を発展させ、島を豊かにしたい)、
仕事で不正を行っているのではないかという疑惑が浮上。
「なんかきな臭い話だな…」と思いつつ渚とイチャイチャしてたら


突然渚に避けられるようになり、ゴミを見るような目で見られてすれ違いに。
優しかった渚が豹変していや~キツいっす(素)
いやマジでキツかった
子どもたちの間でも対立が深まり、学校は崩壊寸前。
そんな折、遠足に行った姫神島の近くの無人島、神来島で
渚の妹で教え子の緑が穴に落ち、を怪我させてしまう。
それがきっかけで主人公は教育実習を中止、東京に強制送還。

お年玉や貯金をはたいて東京までやってきた緑
落ち込んでいたところに緑が東京までやってきて
「渚は父親と喧嘩して家出。行方がわからない。
姫神島の大人たちは対立派同士で殴りあいが起き、暴動寸前。
子どもたちも危険で学校へ行けない。」という。
これは夢なのか、現実なのか…。
涼しい初秋の夜、過熱した姫神島は、遂に危険な領域へと突入する。
主人公は姫神島に戻ることを決意。
姫神島にいる主人公の幼なじみであり親友の時夫に電話をかけると

時夫はホモ(確信)

渚と主人公は腹違いの兄弟だということが判明。
何だこのシナリオ!?(驚愕)
お互い両思いだったと思ったのに…。
しかし落ち込んでる暇はなく、翌日姫神島に戻る主人公と緑。
神来島に渚がいるとの情報を得て行ってみると

そこには渚の父親が。不正を問い詰めると、それを認めた。
一斗缶を片手に持ち、何をしようとしているのか問うと邪魔をするなという。
口論の末、主人公はがけから落ち、足を捻ってしまう。
周りは一面の花畑。そしてそこには渚が…。

渚が主人公にキツい態度をとっていたのは、
本当に血の繋がった兄弟なら恋をしてはいけないからという理由だった。
誤解も解け、分かり合う二人。

しかし、花畑は火の海に囲まれる。
どうにかして逃げようとするが、主人公は足を捻ったせいで動けない。
このままじゃ二人とも…と思っていた瞬間、
先日緑が落ちた穴を見つけ、迷わず飛び込む二人。
そこに島の人達がやってきて、みんなで協力して消化し、助けてくれた。
対立してると言っても、元は仲の良い島の人達。
しかし、渚の父は二人を助けようと火の海に飛び込み重症に。

そして姫神島に戻り、様々な事実が発覚。
売店の由美子ちゃんは本土から派遣された女刑事(しかも28歳)で、
この島全体乗っ取ろうとした組織が有り、
この島を観光地にしようとしたが、この島にしか咲かない花が新種だと発覚。
新種の花は保護される=ホテルや商業施設を作れないと考えた組織は
偶然その花を調べようとしてた主人公を追放しようと考えた。
ついでに、花も焼き払ってしまおうと火を放ったのだった。
もともと島の人々が対立したのも、こいつらが裏で煽ったからで、
主人公が教育実習を中止せざるをえなかったのも、こいつらが親を煽ったから。
全ての元凶はその組織のせいだった。

渚の父が運ばれた島の診療所で、昔から渚の民宿で働く婆さんに真相を聞くと
「渚母は渚父と仲良く島で暮らしていたが、
そこに渚母の元恋人が現れ、渚母はその元恋人の子を妊娠してしまう。
その元恋人はすぐ病死してしまい、渚父にそのことを打ち明ける。
渚父はそのことを受け入れる。その後すぐに主人公一家が引っ越してきた。
主人公母と渚父の間に生まれたのが主人公、という話は
主人公一家と渚一家が仲が良かったからという話でデタラメ。
よって主人公と渚は兄弟ではない。」
という話だった。渚父は例の組織から
「このことを渚に知られたくなければ協力しろ」とやむなく協力していたのだった。
そのため、神来島に一斗缶を持って待機していたのだった。
しかし、そこで主人公に会って踏みとどまり、その組織の人間が火を放ったという。
渚のお父さん、主人公の母を妊娠させた挙句不正を働くクズだと思ってごめんなさい。
自分の子ではない渚を受け入れ、妻を亡くし、
渚を守るために一人苦労していたぐう聖だった。

今回の放火の件で組織の人間は捕まり、島の人達の誤解も解け、
これからはお互い協力して島を良くしていくだろう。めでたしめでたし。

兄弟じゃないとわかった二人は幸せなキスをして終了。

…というシナリオでした。
とにかく、”お兄ちゃん”と慕ってくる渚が可愛いんですよ。
元気で、お茶目で、主人公のことが大好きだけど、
一人で悩みを抱えてる姿がいじらしくて、守ってあげたくなる。
リアルな等身大の女の子が描かれてて、とても可愛らしかったです。
「自分の娘じゃなくても自分の愛した人の子供なんだよなぁ…」
「病死してなかったら渚母は元彼について行ってたのかなぁ」
というコメントがあったのですが、考えさせられますね。
ちなみにBADエンド1は渚と喧嘩別れ、
BADエンド2は婆さんから真相を聞けず、お互い兄妹だと勘違いしたまま。
このゲームのBADエンドはどれもキツい…。


初日からネタをぶっこんでくる婆さんマジメインヒロイン。
ネタキャラだと思っていた婆さんは実は重要キャラでビビる。


小学生の教え子の摩耶と亜紀が攻略できないのが惜しい。
この二人クッソかわいい。二人共とあるルートに絡んでくるので今後が楽しみ。
※その後、澪ルート、波美ルートをプレイしたら可愛すぎて死ぬかと思いました。
正直ここまで深い作品だとは思いませんでした。舐めてましたね。
序盤はただのんびりとした話なのに、かつ伏線もしっかり張られていて
後半は展開が二転三転してドキドキハラハラしていて、
読んでいて先が気になるギャルゲーは久々でした。
テキストの質が高く、内容が濃い。設定もしっかり練られている。
・キャラや設定が媚び過ぎていない(地味なのがいい)
・作りが細かくて丁寧
・CGの量が多い
・BGMが素晴らしい
・ストーリーやテキストがリアルで自然
お嬢様特急とは、こういうところが共通してますね。
普通にいそうな女の子、普通にありそうな自然な会話、シナリオ。
それにあった絵の柔らかいタッチ。どれをとっても非の打ち所がない。
渚をクリアしたら、デモ画面で渚が告白するシーンが流れるようになったり、
作りが丁寧で嬉しい。今じゃこの一枚絵のCG枚数は考えられん…。
昔のギャルゲーは、まだ作る方も試行錯誤してたんだなぁって思います。
なんていうか、ギャルゲーなんだけど、青春ドラマを見ているような感じ。
お嬢様特急は「主人公の一人旅」が中心ですし、この作品も「姫神島」が中心。
その中心を軸にして、女の子が話を彩る感じって言ったらいいかな。
「特定の女の子が中心」ではなく、「メインの話に女の子が追随してくる」感じ。
まだこのゲーム全部やったわけじゃないけど、
とにかく、良いゲームだったってことがいいたかった。
・残念ながらあまり売れてはいない
こんなにいいゲームなのに、元々PCだけで発売ということもあり、知名度はいまいち。
今も昔もプラっとホームがPCだけのギャルゲなんて売れないよねぇ…。
その後、PS1とDCでSIMPLEシリーズとして発売。自分もPS版を買いました。
良いゲームだから、いろんな人にやってほしいなぁと思いました。
コアなエロゲーマーも、ギャルゲに興味ない人にも、絶対ハマるはず。
島の自然、優しい人々、何気ない会話、心が洗われる良いゲームです。
久々に終わった後現実に戻ってきて喪失感で死にたくなった
・「姫上島」のモデル
余談として、このゲームの中心「姫神島」は実際にモデルがあります。
それは、岡山県と香川県の間の瀬戸内海に浮かぶ、「真鍋島」という島。
最近は、人口より猫が多い、通称”猫島”として話題になってるそうですね。
展望台や小学校など、ほとんどCGそのままそっくりあるそうで、
2chでも聖地巡礼してる方がたくさんいるみたいです。
自分も全ルートをクリアしたら、いつか行ってみたいと思います。

渚ルートで東京にいる時に姫神島に帰らない選択をすると緑ENDに。
東京で10年間緑と生活し、20歳になった緑が嫁さんという…。
大人緑がかわいすぎて生きるのが辛い

注:男です。
やっぱりホモじゃないか!(歓喜)


晶が東京の暮らしを忘れられずに姫上島に馴染めず、
晶の弟で教え子の潮に「お姉ちゃんと仲良くしてください」と頼まれ
なんとか晶と仲良くしようと孤軍奮闘する主人公。
晶が東京の彼氏まで会いに行くため家出をしようとする事に気づいた主人公は
一緒についていくが、晶の彼氏が別の女連れてたところを発見。
元気付けようと遊びに誘う主人公に惹かれ始める晶。
だが、東京から姫上島に戻った二人を待ち受けていたのは
島全体を巻き込む大乱闘スマッシュブラザーズだった。
争いに巻き込まれた主人公、飛んできた銛に胸を貫かれるも奇跡の生還。
そこに新種の花が見つかり、島民同士の争いは収まった。
研究のため姫神島に残る事になった主人公。喜ぶ晶。二人は海に堕ちて終了。
最初は「何だこのクソガキ」って思ってたけど、デレてくると可愛いですね!
だんだん心を開いて素直になってくる晶が可愛い。
でも普通のツンデレとはちょっと違う感じ。最初は完全に壁作られてるし
このゲームはヒロイン達の心の中の表現が細かくて、
リアルっぽいというか生々しいというか、そういうところが好きです。
最後「あんた、名前なんて言うの?」ってセリフで
「そういやここまで晶に名乗ってなかったわ…」って驚きました。
ずっと"あんた”って呼ばれてたし。なんちゅー伏線だ。
っていうか銛を投げた人は「軽率な行動をした」って言ってたけど
軽率どころじゃねーだろwww普通に死んでたぞwww
お咎め無しっぽかったのが納得いかない。

BADエンド1は東京の自宅に晶を泊めた後、晶がそのまま出ていき行方不明になる。
2年後、フリーターになった主人公は東京の夜の街で
キャバ嬢(風俗嬢?)になった晶をバスの中から見かける…という結末。
BADエンド2は晶が書類を持ちだした後、止められずに島の内情はめちゃくちゃ。
その後はBAD1と同じ。酷い結末だ…。

・話の流れ
姫神島の指導者、姫神家の娘、澪。
主人公は島を探索しているうちに姫神家の敷地に入り込んでしまい、澪と出会う。
摩耶の妨害を受けながらも、主人公は澪のいる日溜りの森に通い続け、
学校は愚か家からほとんど出たことがない澪にクラシックを聞かせてあげたり、
変装させて秋祭りに一緒に行ったり、世間知らずの澪に外の世界を教えてあげる。
澪は姫神家の巫女としての仕事があるも、主人公の事を考えて集中出来ずに、
大切な秋祭りの神事に二度、失敗してしまう。
三度目の神事は、予言に使う薬を大量に飲むため、死を意味する。
「死なないでくれ」という主人公に対して、「姫神島のため」と神事を決行する澪。
摩耶の協力の下、三度目の神事の儀式に乗り込み、
最終的には「(主人公と)二人で生きていきたい」と言う澪を連れ出すも、
追い詰められた崖から漆黒の海に落ちてしまう二人。
二人はなんとか助かり、幸せなキスをして終了。
エピローグで二人は島を離れて結婚、子供を設け、島に帰ってきた。
島を離れた澪の代わりに摩耶が巫女になったらしい。すごい。
・感想
澪は可愛いですね!純粋で優しくていつもニコニコしてて。癒される。
家の中だけで生きてきた澪が、外の世界に憧れていく所や、
澪に外の世界の事に触れさせるのは本当にいいことなのだろうかと葛藤する主人公。
摩耶を始めとする姫神家の妨害に合うも、惹かれ合う二人。
最後は大団円で終わりますが、本当にハラハラしました。
神事=漁場を姫神家の血筋の予知能力で予測、予言し、漁師に伝えるという物。
漁師は姫神家の力がないと仕事ができない。
神事をするには青い薬が必要、その薬は例の白い花から作られる。
白い花は姫神島にしか咲かず、世に知られてしまうと天然記念物となり、保護の対象になる。
そうなると白い花が採取できなくなる=神事が行えなくなる。
神事が行えなくなる=姫神家の失墜となるので、
姫神家(守旧派)は花の輸出事業を行っている渚の父(改革派)と対立していて、
渚の民宿に泊まっている主人公もスパイと思われていた。
スパイじゃないとしても、巫女が異性に惹かれるとその力が失われてしまうため、
主人公は澪と会うのを(摩耶に)妨害されていた。という設定でした。
いやぁ細かいところまでよく作られてるなぁと思いました。

このシナリオでは摩耶も可愛いですね。
澪のお目付け役として何かとうるさい摩耶ですが、
だんだん主人公の事も理解してくれて、最終的には協力してくれます。
最後、三度目の神事を止めに行く時に
「行くのですか」
「あぁ」
「死ぬかもしれませんよ」
「構わんさ」
「お手伝いします」
の流れホントすき。
っていうかこのゲーム、摩耶が一番可愛いと思う。

BADエンド1は海に落ちた緑を助けるために、
巫女としての力を使いすぎて幼児退行化するというなんともエグい終わり方。
BAD2は三度目の神事が行われてしまい、その結果死なずに済むも幼児退行化。
BAD3は崖から落ちて主人公だけ助かり、澪は見つからないパターン。
どれもエグい…。

「28歳、女刑事です。」
由美子ちゃんと一緒に黒服捕まえて、主人公も刑事になるEND。

島の唯一の医者&学校の保険医の波美先生。
小学生の亜紀ちゃんが無口でおとなしく、積極的に輪に混じろうとしないので
波美はいつも気にかけていた。主人公と波美は亜紀と仲良くなるうちに、
亜紀の中に「マリちゃん」という話し相手がいるということを打ち明けられる。
主人公達は「子供の空想上の存在」だと仮定し、それを否定しないように過ごしていた。

ある時、そのマリちゃんから「神来島に行って欲しい」と言われ、
主人公・波美・亜紀の三人でピクニックがてら行ってみると、例の新種の花畑に。
そこで黒服の男が「これから毎日花を焼こうぜ?」と話してたところに遭遇してしまい、
主人公は打ちのめされ、亜紀が顔面ビンタをされるというひどい展開に。
空手を習っていた波美先生が男の腕を振りほどき、三人の黒服をボコボコにする。
亜紀は大きな怪我はなかったが、波美が暴力を振るう姿に怯えてしまう。
後日、亜紀と共に波美のところにお礼を行き、和解したのだが、
波美が部屋を出た際、机の上の「TAKADA」と書いてあるノートがあるのに気付く。
”マリちゃん”が「3年前のがけ崩れで亡くなった、波美先生の婚約者だった人」と
島の誰も知らない情報を話し、そこに波美が戻ってきて、
「その事を誰に聞いたの!」
「マリちゃん」
「嘘!マリちゃんなんてホントはいないくせに!」
とマリちゃんの存在を全否定してしまう。
亜紀は信じていた波美に裏切られ泣きながらその場から出ていき、
波美も言ってはいけない事を言ってしまった後悔と、
婚約者が亡くなった時から溜まっていた物が破裂し、壊れてしまう。
波美は酒に溺れ、全てがどうでもいいと吐き出し、主人公を誘惑してくる。
優しく、完璧で、聖母のような普段の波美とは大違いである。
後日、嵐の日に亜紀が島からいなくなり、島中が大騒ぎになる。
波美をなんとか診療所から引っぱりだし、一緒に探す。
ふと、前に亜紀が「小潮の日に神来島に…」とつぶやいてたことに気づき、
時夫の船に乗って神来島に。亜紀は神来島付近の岩に打ち上げられていた。
海に飛び込んだ波美が亜紀のいる岩に行くも、崖上からの土砂に埋もれてしまう。
主人公と時夫は二人を助け出し、姫神島に戻るも、島には医者がいない。
本土からの応援もいつ来るかわからない状況で、
大学の授業で人口蘇生法を学んでいた主人公は二人の治療を託される。
どうしたら良いかわからなくて悩んでる時、亜紀の口から「マリちゃん」が話しかける。
「マリちゃん」は現実に存在したのだ。

そのマリちゃんは、遠方からの来訪者だと名乗り、
昔からこの地に住む、人間とは違う生命体の最後の生き残りだという。
この地で生きるには誰かに寄生(共生)しなければならず、
亜紀の身体を借りて、亜紀と共に生きていたという。
この生命体は、同化した人間には力を貸すことが出来、
島の昔話(空から娘がやってきて、村の男と恋に落ちるも、
男が浮気をしてると思い込み、娘は崖から身を投げ、誤解に気付いた男も身を投げる)
も、この生命体の話が元になっているとのこと。
その身を投げた娘の妹が現在の姫神家の初代当主になったという。
姫神家が特別な力を持っているのも、元はこの生命体の力で、
それが遺伝情報として受け継がれ、その生命体がいなくなっても力を使えるようになった。
そして、神来島の地下にはこの地に降り立った時の船が埋まっていて、
そのため、例の花がたくさん咲く花畑が存在し、光親子は船を探しているのだとか。
最終的に、亜紀の身体から「マリちゃん」は離れた(それでも何とか生きられるらしい)

マリちゃんの指導のお陰で、亜紀と波美は直ぐに回復。
エピローグで、波美と主人公は結婚、子供を設け、亜紀も素敵な女性に成長。
子供が一人で誰かと話をしている…まさかマリちゃん?といったところで終了。

波美先生が酒に溺れて黒い部分が見えるシーンホントキツい。
「私の水着見てHな気持ちになってたんでしょ」とか「寂しいから抱いて」とか
リアルな感情が嫌な女すぎてエグい。童貞にもっと夢見させて
あんな孤島に若い女性が一人で医者なんて相当ストレスあるんだろうなぁ。
27歳という、ギャルゲーの中でもかなり高い年齢層ですが、
素敵な年上キャラだなぁと思いました。ホント素敵な女性。
一つ残念なのが、もうこれ波美ルートというより亜紀ルートで、
光ルートの導入部分みたいな感じなので、もっと波美先生とイチャイチャしたかった。

っていうか亜紀がデレてくるとかわいすぎなんですよ。やばい。

島の変わり者、光(と親父さん)。
考古学者の親父さんと各地を転々とし、学校に行っておらず、
九九どころか自分の名前さえかけない光を放っておけない主人公は光の家庭教師に。
そんな中、主人公と光は神来島に古代の遺跡(マリちゃんの船)があると言う
光の親父さんの手伝いをすることになった。
小潮の日に海面が引き、遺跡へ続く海底洞窟に行けるようになると踏んだ二人だったが、
運悪くその日は嵐で、主人公と光は海に投げ出されてしまう。

二人が気づくと、そこは遺跡の中。歩いて行くとマリちゃんの船が。
マリちゃんの話(波美ルートと同じ話)を聞いて、地上に戻ると
そこは渚ルートで緑と落っこちた穴だった。

例の青い花と遺跡の発見のお陰で姫神島の争いは収まり、めでたしめでたし。


おめかしした光がめっちゃかわいいのが卑怯だと思ったブヒ
光に勉強を教えていちゃいちゃ出来るし、親父さんとも仲良くやれてるし、
海に堕ちて死にかけるけど遺跡は見つかるし、このルートが一番平和だったと思う。
なんも難しいこと考えないで島の日々を楽しめるし、普通のギャルゲっぽい。
というよりこのゲーム、絵に比べてギスギスしすぎなんだよなぁ…。

光の親父さんは三島先生にぞっこんらしい(三島先生は独身)。
まさかの公式カップリングとはたまげたなぁ…。
余談ですが、昔は「神来島=甲羅島」「姫神島=月読島」と呼ばれてたそうな。
マリちゃんたちが来た頃に名前が変わったんだろう。

~完~
全キャラ攻略で通算67枠。お疲れ様でした。
※「おかえりっ!」てググってこのページに来た人は迷わず買おう。
すっごく面白いから。
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くぅ~疲れましたw これにて完結です!
実は、中学生の時に名作だって話を聞いたのが始まりでした
本当はamazonで安かったからなのですが←
買った物を無駄にするわけには行かないので昔のギャルゲで挑んでみた所存ですw
以下、渚達のみんなへのメッセジをどぞ
渚「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと素直じゃないところも見せちゃったけど・・・気にしないでね!」
緑「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
晶「見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・」
光「見てくれありがとな!
正直、作中で言ったウチの気持ちは本当や!」
摩耶「・・・ありがと」ファサ
では、
渚、緑、晶、光、摩耶、婆さん「皆さんありがとうございました!」ひぇっひぇっひぇっ
終
渚、緑、晶、光、摩耶「って、なんでお婆さんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
「おかえりっ!~夕凪色の恋物語~」 渚ED
(14/09/26~14/10/13) [020枠] +BAD回収1枠
中学生の頃(10年前くらい)にギャルゲにハマった時期がありました。
当時はPS2全盛期でしたが、自分はPS2を持ってなかったので、
安い中古のPSのギャルゲを色々やってた中、
2chのギャルゲ板の隠れた名作スレでこの名前を発見。
買ったはいいものの一人クリアして売ったという事がありました。
(その話も10年経った現在では全く覚えてないっていう)
去年の暮、amazonでPSソフトがとても安く売ってることを知り、
お嬢様特急を始め、たくさんのギャルゲを購入。
このソフトもいつかやり直そう思っていたので購入しました。
それからしばらく放置してたのですが、突然やりたくなったので放送でやることに。
ここからストーリーのネタバレを含みます
「主人公が生まれ育った姫神島に教育実習生としてやってくる」という話で
主人公は幼なじみの渚の住む民宿にお世話になります。
最初はメインヒロインでもある渚ルートをやったのですが…最初は
「のどかな島だなー」とか
「あぁ^~渚がかわいいんじゃ^~」とか言ってただけだったのですが
この渚を見た時、俺は言葉では言い表せない 「ときめき」みたいなものを感じた。
読み進めていくうちにだんだん雲行きが怪しくやってきて、
「島を発展させたい改革派vs現状維持の守旧派」という話に。
渚の父は島が貧しかった故に山の補強工事が出来ず、
がけ崩れで妻を亡くしているので改革派なのだが
(島の花を輸出する事業を発展させ、島を豊かにしたい)、
仕事で不正を行っているのではないかという疑惑が浮上。
「なんかきな臭い話だな…」と思いつつ渚とイチャイチャしてたら
突然渚に避けられるようになり、ゴミを見るような目で見られてすれ違いに。
優しかった渚が豹変していや~キツいっす(素)
いやマジでキツかった
子どもたちの間でも対立が深まり、学校は崩壊寸前。
そんな折、遠足に行った姫神島の近くの無人島、神来島で
渚の妹で教え子の緑が穴に落ち、を怪我させてしまう。
それがきっかけで主人公は教育実習を中止、東京に強制送還。
お年玉や貯金をはたいて東京までやってきた緑
落ち込んでいたところに緑が東京までやってきて
「渚は父親と喧嘩して家出。行方がわからない。
姫神島の大人たちは対立派同士で殴りあいが起き、暴動寸前。
子どもたちも危険で学校へ行けない。」という。
これは夢なのか、現実なのか…。
涼しい初秋の夜、過熱した姫神島は、遂に危険な領域へと突入する。
主人公は姫神島に戻ることを決意。
姫神島にいる主人公の幼なじみであり親友の時夫に電話をかけると
時夫はホモ(確信)
渚と主人公は腹違いの兄弟だということが判明。
何だこのシナリオ!?(驚愕)
お互い両思いだったと思ったのに…。
しかし落ち込んでる暇はなく、翌日姫神島に戻る主人公と緑。
神来島に渚がいるとの情報を得て行ってみると
そこには渚の父親が。不正を問い詰めると、それを認めた。
一斗缶を片手に持ち、何をしようとしているのか問うと邪魔をするなという。
口論の末、主人公はがけから落ち、足を捻ってしまう。
周りは一面の花畑。そしてそこには渚が…。
渚が主人公にキツい態度をとっていたのは、
本当に血の繋がった兄弟なら恋をしてはいけないからという理由だった。
誤解も解け、分かり合う二人。
しかし、花畑は火の海に囲まれる。
どうにかして逃げようとするが、主人公は足を捻ったせいで動けない。
このままじゃ二人とも…と思っていた瞬間、
先日緑が落ちた穴を見つけ、迷わず飛び込む二人。
そこに島の人達がやってきて、みんなで協力して消化し、助けてくれた。
対立してると言っても、元は仲の良い島の人達。
しかし、渚の父は二人を助けようと火の海に飛び込み重症に。
そして姫神島に戻り、様々な事実が発覚。
売店の由美子ちゃんは本土から派遣された女刑事(しかも28歳)で、
この島全体乗っ取ろうとした組織が有り、
この島を観光地にしようとしたが、この島にしか咲かない花が新種だと発覚。
新種の花は保護される=ホテルや商業施設を作れないと考えた組織は
偶然その花を調べようとしてた主人公を追放しようと考えた。
ついでに、花も焼き払ってしまおうと火を放ったのだった。
もともと島の人々が対立したのも、こいつらが裏で煽ったからで、
主人公が教育実習を中止せざるをえなかったのも、こいつらが親を煽ったから。
全ての元凶はその組織のせいだった。
渚の父が運ばれた島の診療所で、昔から渚の民宿で働く婆さんに真相を聞くと
「渚母は渚父と仲良く島で暮らしていたが、
そこに渚母の元恋人が現れ、渚母はその元恋人の子を妊娠してしまう。
その元恋人はすぐ病死してしまい、渚父にそのことを打ち明ける。
渚父はそのことを受け入れる。その後すぐに主人公一家が引っ越してきた。
主人公母と渚父の間に生まれたのが主人公、という話は
主人公一家と渚一家が仲が良かったからという話でデタラメ。
よって主人公と渚は兄弟ではない。」
という話だった。渚父は例の組織から
「このことを渚に知られたくなければ協力しろ」とやむなく協力していたのだった。
そのため、神来島に一斗缶を持って待機していたのだった。
しかし、そこで主人公に会って踏みとどまり、その組織の人間が火を放ったという。
渚のお父さん、主人公の母を妊娠させた挙句不正を働くクズだと思ってごめんなさい。
自分の子ではない渚を受け入れ、妻を亡くし、
渚を守るために一人苦労していたぐう聖だった。
今回の放火の件で組織の人間は捕まり、島の人達の誤解も解け、
これからはお互い協力して島を良くしていくだろう。めでたしめでたし。
兄弟じゃないとわかった二人は幸せなキスをして終了。
…というシナリオでした。
とにかく、”お兄ちゃん”と慕ってくる渚が可愛いんですよ。
元気で、お茶目で、主人公のことが大好きだけど、
一人で悩みを抱えてる姿がいじらしくて、守ってあげたくなる。
リアルな等身大の女の子が描かれてて、とても可愛らしかったです。
「自分の娘じゃなくても自分の愛した人の子供なんだよなぁ…」
「病死してなかったら渚母は元彼について行ってたのかなぁ」
というコメントがあったのですが、考えさせられますね。
ちなみにBADエンド1は渚と喧嘩別れ、
BADエンド2は婆さんから真相を聞けず、お互い兄妹だと勘違いしたまま。
このゲームのBADエンドはどれもキツい…。
初日からネタをぶっこんでくる婆さんマジメインヒロイン。
ネタキャラだと思っていた婆さんは実は重要キャラでビビる。
小学生の教え子の摩耶と亜紀が攻略できないのが惜しい。
この二人クッソかわいい。二人共とあるルートに絡んでくるので今後が楽しみ。
※その後、澪ルート、波美ルートをプレイしたら可愛すぎて死ぬかと思いました。
全体的な感想
この作品をプレイして、名作と言われてる理由がよくわかりました。正直ここまで深い作品だとは思いませんでした。舐めてましたね。
序盤はただのんびりとした話なのに、かつ伏線もしっかり張られていて
後半は展開が二転三転してドキドキハラハラしていて、
読んでいて先が気になるギャルゲーは久々でした。
テキストの質が高く、内容が濃い。設定もしっかり練られている。
・キャラや設定が媚び過ぎていない(地味なのがいい)
・作りが細かくて丁寧
・CGの量が多い
・BGMが素晴らしい
・ストーリーやテキストがリアルで自然
お嬢様特急とは、こういうところが共通してますね。
普通にいそうな女の子、普通にありそうな自然な会話、シナリオ。
それにあった絵の柔らかいタッチ。どれをとっても非の打ち所がない。
渚をクリアしたら、デモ画面で渚が告白するシーンが流れるようになったり、
作りが丁寧で嬉しい。今じゃこの一枚絵のCG枚数は考えられん…。
昔のギャルゲーは、まだ作る方も試行錯誤してたんだなぁって思います。
なんていうか、ギャルゲーなんだけど、青春ドラマを見ているような感じ。
お嬢様特急は「主人公の一人旅」が中心ですし、この作品も「姫神島」が中心。
その中心を軸にして、女の子が話を彩る感じって言ったらいいかな。
「特定の女の子が中心」ではなく、「メインの話に女の子が追随してくる」感じ。
まだこのゲーム全部やったわけじゃないけど、
とにかく、良いゲームだったってことがいいたかった。
・残念ながらあまり売れてはいない
こんなにいいゲームなのに、元々PCだけで発売ということもあり、知名度はいまいち。
今も昔もプラっとホームがPCだけのギャルゲなんて売れないよねぇ…。
その後、PS1とDCでSIMPLEシリーズとして発売。自分もPS版を買いました。
良いゲームだから、いろんな人にやってほしいなぁと思いました。
コアなエロゲーマーも、ギャルゲに興味ない人にも、絶対ハマるはず。
島の自然、優しい人々、何気ない会話、心が洗われる良いゲームです。
久々に終わった後現実に戻ってきて喪失感で死にたくなった
・「姫上島」のモデル
余談として、このゲームの中心「姫神島」は実際にモデルがあります。
それは、岡山県と香川県の間の瀬戸内海に浮かぶ、「真鍋島」という島。
最近は、人口より猫が多い、通称”猫島”として話題になってるそうですね。
展望台や小学校など、ほとんどCGそのままそっくりあるそうで、
2chでも聖地巡礼してる方がたくさんいるみたいです。
自分も全ルートをクリアしたら、いつか行ってみたいと思います。
緑ED(14/10/17)
渚ルートで東京にいる時に姫神島に帰らない選択をすると緑ENDに。
東京で10年間緑と生活し、20歳になった緑が嫁さんという…。
大人緑がかわいすぎて生きるのが辛い
時夫ED(14/10/17)
注:男です。
やっぱりホモじゃないか!(歓喜)
晶ED(14/10/17~2014/10/24)[12枠]
+BAD回収2枠晶が東京の暮らしを忘れられずに姫上島に馴染めず、
晶の弟で教え子の潮に「お姉ちゃんと仲良くしてください」と頼まれ
なんとか晶と仲良くしようと孤軍奮闘する主人公。
晶が東京の彼氏まで会いに行くため家出をしようとする事に気づいた主人公は
一緒についていくが、晶の彼氏が別の女連れてたところを発見。
元気付けようと遊びに誘う主人公に惹かれ始める晶。
だが、東京から姫上島に戻った二人を待ち受けていたのは
島全体を巻き込む大乱闘スマッシュブラザーズだった。
争いに巻き込まれた主人公、飛んできた銛に胸を貫かれるも奇跡の生還。
そこに新種の花が見つかり、島民同士の争いは収まった。
研究のため姫神島に残る事になった主人公。喜ぶ晶。二人は海に堕ちて終了。
最初は「何だこのクソガキ」って思ってたけど、デレてくると可愛いですね!
だんだん心を開いて素直になってくる晶が可愛い。
でも普通のツンデレとはちょっと違う感じ。最初は完全に壁作られてるし
このゲームはヒロイン達の心の中の表現が細かくて、
リアルっぽいというか生々しいというか、そういうところが好きです。
最後「あんた、名前なんて言うの?」ってセリフで
「そういやここまで晶に名乗ってなかったわ…」って驚きました。
ずっと"あんた”って呼ばれてたし。なんちゅー伏線だ。
っていうか銛を投げた人は「軽率な行動をした」って言ってたけど
軽率どころじゃねーだろwww普通に死んでたぞwww
お咎め無しっぽかったのが納得いかない。
BADエンド1は東京の自宅に晶を泊めた後、晶がそのまま出ていき行方不明になる。
2年後、フリーターになった主人公は東京の夜の街で
キャバ嬢(風俗嬢?)になった晶をバスの中から見かける…という結末。
BADエンド2は晶が書類を持ちだした後、止められずに島の内情はめちゃくちゃ。
その後はBAD1と同じ。酷い結末だ…。
澪ED(14/10/31~2014/11/08)[12枠]
+BAD回収4枠・話の流れ
姫神島の指導者、姫神家の娘、澪。
主人公は島を探索しているうちに姫神家の敷地に入り込んでしまい、澪と出会う。
摩耶の妨害を受けながらも、主人公は澪のいる日溜りの森に通い続け、
学校は愚か家からほとんど出たことがない澪にクラシックを聞かせてあげたり、
変装させて秋祭りに一緒に行ったり、世間知らずの澪に外の世界を教えてあげる。
澪は姫神家の巫女としての仕事があるも、主人公の事を考えて集中出来ずに、
大切な秋祭りの神事に二度、失敗してしまう。
三度目の神事は、予言に使う薬を大量に飲むため、死を意味する。
「死なないでくれ」という主人公に対して、「姫神島のため」と神事を決行する澪。
摩耶の協力の下、三度目の神事の儀式に乗り込み、
最終的には「(主人公と)二人で生きていきたい」と言う澪を連れ出すも、
追い詰められた崖から漆黒の海に落ちてしまう二人。
二人はなんとか助かり、幸せなキスをして終了。
エピローグで二人は島を離れて結婚、子供を設け、島に帰ってきた。
島を離れた澪の代わりに摩耶が巫女になったらしい。すごい。
・感想
澪は可愛いですね!純粋で優しくていつもニコニコしてて。癒される。
家の中だけで生きてきた澪が、外の世界に憧れていく所や、
澪に外の世界の事に触れさせるのは本当にいいことなのだろうかと葛藤する主人公。
摩耶を始めとする姫神家の妨害に合うも、惹かれ合う二人。
最後は大団円で終わりますが、本当にハラハラしました。
神事=漁場を姫神家の血筋の予知能力で予測、予言し、漁師に伝えるという物。
漁師は姫神家の力がないと仕事ができない。
神事をするには青い薬が必要、その薬は例の白い花から作られる。
白い花は姫神島にしか咲かず、世に知られてしまうと天然記念物となり、保護の対象になる。
そうなると白い花が採取できなくなる=神事が行えなくなる。
神事が行えなくなる=姫神家の失墜となるので、
姫神家(守旧派)は花の輸出事業を行っている渚の父(改革派)と対立していて、
渚の民宿に泊まっている主人公もスパイと思われていた。
スパイじゃないとしても、巫女が異性に惹かれるとその力が失われてしまうため、
主人公は澪と会うのを(摩耶に)妨害されていた。という設定でした。
いやぁ細かいところまでよく作られてるなぁと思いました。
このシナリオでは摩耶も可愛いですね。
澪のお目付け役として何かとうるさい摩耶ですが、
だんだん主人公の事も理解してくれて、最終的には協力してくれます。
最後、三度目の神事を止めに行く時に
「行くのですか」
「あぁ」
「死ぬかもしれませんよ」
「構わんさ」
「お手伝いします」
の流れホントすき。
っていうかこのゲーム、摩耶が一番可愛いと思う。
BADエンド1は海に落ちた緑を助けるために、
巫女としての力を使いすぎて幼児退行化するというなんともエグい終わり方。
BAD2は三度目の神事が行われてしまい、その結果死なずに済むも幼児退行化。
BAD3は崖から落ちて主人公だけ助かり、澪は見つからないパターン。
どれもエグい…。
由美子ED(14/11/07)
「28歳、女刑事です。」
由美子ちゃんと一緒に黒服捕まえて、主人公も刑事になるEND。
波美ED(14/11/28~2014/12/06)[10枠]
島の唯一の医者&学校の保険医の波美先生。
小学生の亜紀ちゃんが無口でおとなしく、積極的に輪に混じろうとしないので
波美はいつも気にかけていた。主人公と波美は亜紀と仲良くなるうちに、
亜紀の中に「マリちゃん」という話し相手がいるということを打ち明けられる。
主人公達は「子供の空想上の存在」だと仮定し、それを否定しないように過ごしていた。
ある時、そのマリちゃんから「神来島に行って欲しい」と言われ、
主人公・波美・亜紀の三人でピクニックがてら行ってみると、例の新種の花畑に。
そこで黒服の男が「これから毎日花を焼こうぜ?」と話してたところに遭遇してしまい、
主人公は打ちのめされ、亜紀が顔面ビンタをされるというひどい展開に。
空手を習っていた波美先生が男の腕を振りほどき、三人の黒服をボコボコにする。
亜紀は大きな怪我はなかったが、波美が暴力を振るう姿に怯えてしまう。
後日、亜紀と共に波美のところにお礼を行き、和解したのだが、
波美が部屋を出た際、机の上の「TAKADA」と書いてあるノートがあるのに気付く。
”マリちゃん”が「3年前のがけ崩れで亡くなった、波美先生の婚約者だった人」と
島の誰も知らない情報を話し、そこに波美が戻ってきて、
「その事を誰に聞いたの!」
「マリちゃん」
「嘘!マリちゃんなんてホントはいないくせに!」
とマリちゃんの存在を全否定してしまう。
亜紀は信じていた波美に裏切られ泣きながらその場から出ていき、
波美も言ってはいけない事を言ってしまった後悔と、
婚約者が亡くなった時から溜まっていた物が破裂し、壊れてしまう。
波美は酒に溺れ、全てがどうでもいいと吐き出し、主人公を誘惑してくる。
優しく、完璧で、聖母のような普段の波美とは大違いである。
後日、嵐の日に亜紀が島からいなくなり、島中が大騒ぎになる。
波美をなんとか診療所から引っぱりだし、一緒に探す。
ふと、前に亜紀が「小潮の日に神来島に…」とつぶやいてたことに気づき、
時夫の船に乗って神来島に。亜紀は神来島付近の岩に打ち上げられていた。
海に飛び込んだ波美が亜紀のいる岩に行くも、崖上からの土砂に埋もれてしまう。
主人公と時夫は二人を助け出し、姫神島に戻るも、島には医者がいない。
本土からの応援もいつ来るかわからない状況で、
大学の授業で人口蘇生法を学んでいた主人公は二人の治療を託される。
どうしたら良いかわからなくて悩んでる時、亜紀の口から「マリちゃん」が話しかける。
「マリちゃん」は現実に存在したのだ。
そのマリちゃんは、遠方からの来訪者だと名乗り、
昔からこの地に住む、人間とは違う生命体の最後の生き残りだという。
この地で生きるには誰かに寄生(共生)しなければならず、
亜紀の身体を借りて、亜紀と共に生きていたという。
この生命体は、同化した人間には力を貸すことが出来、
島の昔話(空から娘がやってきて、村の男と恋に落ちるも、
男が浮気をしてると思い込み、娘は崖から身を投げ、誤解に気付いた男も身を投げる)
も、この生命体の話が元になっているとのこと。
その身を投げた娘の妹が現在の姫神家の初代当主になったという。
姫神家が特別な力を持っているのも、元はこの生命体の力で、
それが遺伝情報として受け継がれ、その生命体がいなくなっても力を使えるようになった。
そして、神来島の地下にはこの地に降り立った時の船が埋まっていて、
そのため、例の花がたくさん咲く花畑が存在し、光親子は船を探しているのだとか。
最終的に、亜紀の身体から「マリちゃん」は離れた(それでも何とか生きられるらしい)
マリちゃんの指導のお陰で、亜紀と波美は直ぐに回復。
エピローグで、波美と主人公は結婚、子供を設け、亜紀も素敵な女性に成長。
子供が一人で誰かと話をしている…まさかマリちゃん?といったところで終了。
波美先生が酒に溺れて黒い部分が見えるシーンホントキツい。
「私の水着見てHな気持ちになってたんでしょ」とか「寂しいから抱いて」とか
リアルな感情が嫌な女すぎてエグい。童貞にもっと夢見させて
あんな孤島に若い女性が一人で医者なんて相当ストレスあるんだろうなぁ。
27歳という、ギャルゲーの中でもかなり高い年齢層ですが、
素敵な年上キャラだなぁと思いました。ホント素敵な女性。
一つ残念なのが、もうこれ波美ルートというより亜紀ルートで、
光ルートの導入部分みたいな感じなので、もっと波美先生とイチャイチャしたかった。
っていうか亜紀がデレてくるとかわいすぎなんですよ。やばい。
光ED(14/12/12)[7枠]
島の変わり者、光(と親父さん)。
考古学者の親父さんと各地を転々とし、学校に行っておらず、
九九どころか自分の名前さえかけない光を放っておけない主人公は光の家庭教師に。
そんな中、主人公と光は神来島に古代の遺跡(マリちゃんの船)があると言う
光の親父さんの手伝いをすることになった。
小潮の日に海面が引き、遺跡へ続く海底洞窟に行けるようになると踏んだ二人だったが、
運悪くその日は嵐で、主人公と光は海に投げ出されてしまう。
二人が気づくと、そこは遺跡の中。歩いて行くとマリちゃんの船が。
マリちゃんの話(波美ルートと同じ話)を聞いて、地上に戻ると
そこは渚ルートで緑と落っこちた穴だった。
例の青い花と遺跡の発見のお陰で姫神島の争いは収まり、めでたしめでたし。
おめかしした光がめっちゃかわいいのが卑怯だと思ったブヒ
光に勉強を教えていちゃいちゃ出来るし、親父さんとも仲良くやれてるし、
海に堕ちて死にかけるけど遺跡は見つかるし、このルートが一番平和だったと思う。
なんも難しいこと考えないで島の日々を楽しめるし、普通のギャルゲっぽい。
というよりこのゲーム、絵に比べてギスギスしすぎなんだよなぁ…。
光の親父さんは三島先生にぞっこんらしい(三島先生は独身)。
まさかの公式カップリングとはたまげたなぁ…。
余談ですが、昔は「神来島=甲羅島」「姫神島=月読島」と呼ばれてたそうな。
マリちゃんたちが来た頃に名前が変わったんだろう。
~完~
全キャラ攻略で通算67枠。お疲れ様でした。
元記事
「おかえりっ!~夕凪色の恋物語~」クリア(ネタバレあり):カービィちゅき(ブロマガ) - ブロマガ
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