なぜ天皇は「自らの人生」を決められないのか「皇位継承問題に欠けている最も肝心なこと」【プレジデントオンライン】皇室会議で決める案 皇室のことは皇室に

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安定的皇位継承について、プレジデントオンラインが島田裕巳氏の論考を掲載、ヤフーニュースになっています。

なぜ天皇は「自らの人生」を決められないのか「皇位継承問題に欠けている最も肝心なこと」【プレジデントオンライン】

結び
天皇が政治に直接かかわれば、それは、現在の憲法体制に悪影響を与え、社会は混乱するかもしれない。だが、皇室のあり方となれば、政治そのものとは一線を画している。天皇や皇族が、自分たちのあり方と将来について発言する自由はもっと認められてよいのではないだろうか。  

以前の寄稿で、皇位継承については、皇室典範の規定を廃して皇室会議に任せたらよいのではないかという提言を行ったが、そこにそのことが関係する。あるいは、当事者であればこその妙案も生まれるかもしれないのである。

島田氏の以前の寄稿は、タイトルから不敬極まり、お話になりません。しかしながら、
「女性皇族の配偶者の方とお子様の身分を皇室会議で決定する案」については、立憲・野田代表が4月の段階で提案をしており、山尾しおり氏も賛意を示していました。

山尾しおり氏X
政治権力なぞと一線を画した皇室の存在が、どれだけ静かに深く、日本人と日本国の尊厳を守ってくれていることか。安定的な皇位継承を可能にする法改正は国政の最重要課題であり、女性皇族が結婚した場合の夫や子どもの身分を一方的に法律で決めず「皇室会議で決める案」は一考に値します。 まず第一に、自民党案の致命傷を回避することができます。自民党案は、夫が旧宮家系一般人である場合には皇族とし、そうでなければ一般人のままとするもの。一般人のなかに「門地による差別」を作るもので憲法14条違反の指摘を免れません。また一般国民の感覚としても「なぜそこで分ける?」という不自然さがぬぐえません。一般国民が自然体で理解し納得できるということは、皇室維持のためにとても重要です。

そして第二に、「家族は同じ身分」という選択肢を排除せずにすみます。本来、皇族と一般人はきちんと区別されるべきもの。そうでないと、「一般人なんだけど、妻が/お母さんが皇族だから、結局、好きな仕事につけないし、意見も言えない」という「人権を奪われた一般人」が現れてしまいます。そうした立場を外から強制すべきではなく、当事者である皇族方と家族の思いを汲むことができる皇室会議で決めることには理があります。 第三に、皇室会議は皇族と三権の長で構成される会議です。皇族方の思いを汲むと同時に、国民の思い(立法)、政府の考え(行政)、憲法の規律(司法)を総合的にまとめあげることが可能です。「公」と「私」が重なる皇室の家族問題に対し、最善の解を見出すにふさわしい場ではないでしょうか。

先日、平成から令和へ「慰霊の旅」を引き継がれた両陛下が硫黄島で平和の祈りを体現する姿を拝見しました。 前回、来日したトランプ大統領が、両陛下と会った際にはとても品格のある振る舞いと表情だったことも思い出しました。 冒頭に書きましたが、政治権力なぞを超えた皇室の存在が、どれだけ静かに深く、日本人と日本国の尊厳を守ってくれていることか。乱世とも言える時代に、こうした思いを抱く場面は今後ますます増えるはずです。 だからこそ国会議員の皆さんには、一切の政治的ポジションに束縛されず、市井の国民の自然な感覚に沿って、安定的な皇位継承策をつくりあげてほしいと、心から願っています。2025年4月27日

皇室のことは皇室に。
生身の人間である皇室の皆さまの御内意は、市井の国民の自然な感覚、
国民の総意と一致しています。

あとは国民の信託を受けた国会議員が応えるだけです。

「愛子天皇への道」サイト運営メンバー まいこ

1 件のコメント

    ダダ

    2025年8月10日

    側室廃止という伝統破壊の先例を紹介している本記事は良いですね!

    女性皇族が結婚した場合の夫や子どもの身分を皇室会議で決める案は、そのための立法化が必要になるため実現性は低いのですが、それを検討することさえ拒否し、違憲違法の養子案を押し付ける自民党は、反・皇室の逆賊集団です。

    今上陛下は含みを持たせたお言葉を発していますが、臣下がここまで馬鹿なことに、またはクーデター同等の態度を取っていることに絶望していると思います。
    天皇は皇統断絶を沈黙で迎えるしかないのでしょうか。

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