嘘の夢の話 10月28日
実家のリフォームをめぐって母と口論になる。初めはまともに議論していたが、二人ともだんだんヒートアップしてきてただの言い合いになる。父もその場にいるがただ立っているだけで、仲裁も何もしようとしない。私は母の言動に本当に腹が立って、床にあったダンボールを思い切り蹴飛ばす。母はわざとらしく「怖ぁい」と言い、父の背後に隠れる。
すると今まで何もしなかった父がゆっくりと動き、戸棚から包丁を取り出す。私は凍りつくが、父は私が想像したようなことはせず、今度は冷蔵庫からキャベツと油揚げを出して炒め物を作ってくれる。炒め物は懐かしくほっとする味で、食べているうちに心が落ち着いてくる。私は母に謝るが、母は父の背中にくっついたまま何も言わない。「昔から照れ屋なやつだったよ」と父は言う。私はなんとなく気まずくなって家を出る。そこらを散歩していると母からLINEがあり、見ると真実の口が「ごめんね」と言っているスタンプが送られてきている。
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