嘘の夢の話 10月30日
電気屋でかっこいい扇風機を見つける。その扇風機は頭を支える軸の部分が砂時計になっていて、中にオレンジ色の砂が詰まっている。店員曰くオリンピックの優勝記念で特別に作られたモデルらしく、そのプレミアさにも惹かれて私はこの扇風機を買うことにする。
だが買ってから、私は扇風機をひっくり返して使うことなどないということに気付く。しかもその扇風機はスイッチがオン/オフの一つしかなく、風力調節や首振りの機能すら付いていない。見た目に騙されてとんでもないポンコツをつかまされてしまったと私は心底がっかりし、こんなものを自宅に置いておきたくもないので実家に送りつけることにする。一応一言断りを入れておこうと思い、実家に電話をかけると妹が出る。平日の昼間なので学校は? と尋ねると「サソリが大量発生して休校になった」と言う。
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