嘘の夢の話 11月3日
知らない老人たちと一緒に組体操の練習をしている。老人たちは見かけに反して私よりずっと体力があり、バク転をしてそのまま逆立ちで歩き出したり、ヌンチャクのような短い鎖で縄跳びをしたりとまるで雑技団のようだ。しばらく練習をしていると「飲み物が届きました」とアナウンスが流れ、それを聞くやいなや老人たちは一斉に走り出す。彼らの向かった方には温泉のマークが描かれた大きなボードが立っていて、老人たちはボードを突き破って次々にその向こう側へ飛び込んでいく。
ボードのところへ行って中を覗き込んでみると、そこにはスライムのような素材でできた巨大な黄色い管があり、老人たちは皆それに取り込まれている。彼らは苦悶とも恍惚ともとれる表情を浮かべ、体をくねくね動かしている。大丈夫ですかと声をかけてみると、一人の老人が「医者でもない奴が指図するな!!!」と怒鳴ってくる。
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