嘘の夢の話 11月5日
小さなビニールプールに赤い水が溜まっている。水は透き通り、小さく泡だっている。それを手で掬おうとすると、誰かが「危ないよ」と声をかけてくる。だがその直後に、別の声で「何が危ないんだ」と聞こえる。それっきり声は聞こえてこないので、2番目の声を信じて水を手に汲み取る。赤い水は、まるで粘土のようなずっしりとした質量と手触りが感じられる。私は水の半分を地面に生えている雑草にかけ、その雑草に異変が起こらないことを確認してから、残りの半分の水を飲む。
急に場面が変わって、私は田舎の祖父母の家にいる。家の中には誰もいないが、食卓にはついさっきまで人がいたみたいに料理や食器が置きっ放しになっている。私は料理をタッパーに移し、冷蔵庫に入れようとする。しかし冷蔵庫の中にはひき肉のようなものがぎちぎちに詰まっていて、これ以上ものを入れる隙間がない。
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