嘘の夢の話 11月8日
高校生の頃初めてバイトしたファミレスで倉庫の掃除をしている。倉庫にはボロボロになった千羽鶴があり、私はこんなの要らないだろと思ってそれを処分する。しかしそれは捨ててはいけないものだったようで、店はにわかにパニックに陥る。状況的には絶対に私が怪しいはずなのに、なぜか全然関係ない大学生のバイトが犯人にということにされ、他の従業員からこっぴどく叱られている。申し訳ないが今更本当のことも言い出せないで、私は黙っていることにする。
説教が終わり、中でも特に激しく怒っていたマネージャーが私のところに来て「◯◯くんも、ああいうことがないように気をつけてね」と言ってくる。その直後、マネージャーは私の肩の上に顎を乗せ、今度はおどけるような口調で「ああいうことがないように気をつけてね〜」と囁く。本当のことがばれているのかわからないが、それがあまりに恐ろしくて私は体調不良と嘘をついてバイトを早退する。
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