嘘の夢の話 11月10日
親知らずの治療で予約した歯医者に行こうとするが、途中で道に迷ってしまう。遅れるということを伝えようにも電話番号がわからないし、そもそもその歯医者の名前すら思い出せない。スマホの地図アプリを開き「歯医者」と入力すると、地図上に赤いピンが次々と立っていき、ここら一帯だけでも歯医者が数十軒あることがわかる。外観は民家や他の施設のようでも、よく見ると確かに歯医者の看板が出ているのである。私はその一軒一軒を回り、自分の名前で予約が入っていないか確かめる。しかし、どこに行ってもそんな予約は受けていないと言われる。
全体の半分くらいの歯医者を回ったところでさすがに嫌になり、もう別の日に予約を取り直せばいいかという気になってくる。別に親知らずも痛んだり虫歯になったりはしていないし、早急な治療が必要なわけではない。そう思って口に指を突っ込んで親知らずに触れると、親知らずはまるで柔らかいキャラメルのようにくにゅんと潰れてしまう。私は慌てふためき再び地図アプリで近くの歯医者を探すが、さっきまであれだけたくさんあった歯医者はもう一軒も表示されていない。


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