嘘の夢の話 11月18日
視界の端に、半透明のミノムシのようなものがずっとちらついている。払いのけようにもそれは手では触れられず、私はどうやらそれが飛蚊症のような目の疾患の一種であると理解する。でも別に生活に支障をきたすほどのものでないので、普段通り仕事に取り掛かる。
パソコンに向かっていると、そのミノムシのようなものが身をよじらせるようにして震え出す。はじめは気のせいかな? くらいのわずかな動きだったが、だんだんと震えは速く激しくなっていき、とても作業をしていられないほどになる。そして、遠くの方でガラスが割れるような音が聞こえたかと思うと、同時にミノムシは爆発する。そして赤黒い煙が溢れ出し、私の視界を覆いつくしてしまう。
やがて煙がひいていくと、私の目の前には田舎の畦道のような風景が広がっている。道の右側に田んぼ、左側にビニールハウスが連なり、正面奥には赤茶けた屋根の小屋が建っている。私はそれを見て強烈な既視感を覚えるが、いつどこでこれと同じ景色を見たのか思い出せない。


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