嘘の夢の話 11月26日
学校の調理実習でホットケーキミックスが必要となり、買いに行かされる。しかしどこの店に行ってもホットケーキミックスはなく、あったとしてもあまり良くなさそうな品だったりして、何軒ものスーパーやコンビニを回ることになる。すっかり授業の時間は終わっていて、携帯にはクラスメイトたちから連絡が何件も来ているが怖くて確認することができない。結局、最初に行ったスーパーに戻ってホットケーキミックスを買い、学校に戻る。
時刻でいえばもう放課後で、本来であれば下校できているのに私のせいでみんなが待たされていると思うと心苦しい。重い足取りで校舎の階段を上り、意を決して家庭科室のドアを開ける。だがそこには誰もいない。というか、教室自体がもう何年も使われていないみたいに埃をかぶっている。驚いていると用務員の男がやって来て「嵐が来ますからね、もう閉めますよ」と言う。男にホットケーキミックスを渡すと、彼は黙って頷く。私は何かをやり遂げたような清々しい気分で学校を出る。


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