嘘の夢の話 12月8日
手に一升瓶を持って夜道を歩いている。瓶は空っぽで、道路には一定の間隔で何かの植物の種が入った小鉢が置いてある。私はそれを見つけるたびに、種を瓶の中に入れて進んでいく。
私は歩いている間じゅう、例えば何かの発表で壇上に上がるはずが、出番になっても一切呼び込みがかからない時のような不安と焦りをずっと感じている。自分は忘れられている、と強く思うが、何から忘れられているのかはわからない。道は徐々に勾配がきつくなり、私はいつの間に大きな山の中腹にまで登っている。麓の方を見ると、私が今まで歩いてきた道と全く同じルートをたどって、巨大な藁人形のようなものがこちらに近づいてきている。めちゃくちゃ怖いので逃げ出したいが、ここで逃げたら奴の思う壺のような気がして私はゆっくりと山を下り始める。


コメント