嘘の夢の話 12月10日
馬に乗って海沿いの道を進んでいる。私は裁ちばさみを持っていて、馬の背中を切って穴を開ける。馬は痛がる様子もなく、傷口から血も溢れ出さない。穴の中に手を突っ込むと砂のようなざらざらとした感触があり、何か硬いものに触れたので引っ張り出してみる。
それはクナイのような形をした金具で、よく見ると曼荼羅のような模様が全体に刻まれている。それを海に向かって投げると、今までゆるやかに波が立っていた海面が完全な凪となり、同時に湿度が急に高くなったような気がする。馬はというと全く変わった様子はないが、私はこの馬が歩いているのではなく足踏みしているだけだということに気付く。でもそれは私が馬を切りつけたりクナイを海に投げたりしたからなのか、それとも元からそうだったのか、わからない。


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