嘘の夢の話 12月16日
塀の向こうから木の枝が伸びていて、橙色の実が生っている。今までに見たことのない種類の果物で、柑橘系よりはびわに近い質感である。私はそれを食べてみたくて枝からもぎ取るが、これから仕事だったのを思い出し、近くの茂みの中に実を隠して職場に向かう。
しかし私は業務中もあの果実のことが気になって仕方なく、ついにはそれを食べるために勝手に職場を抜け出してしまう。幸い実は誰にも盗まれておらず、さあ食べようと思ったが、その前にちゃんとした食事を摂ってこれはデザートとして食べた方がいいと思い立つ。それで街に向かうが、今ひとつ食べたいものが見つからない。街を歩き回っているうちに私はどんどん疲れてきて、しまいには本来の目当てであった果実を食べるタイミングも逸してしまう。私はだんだんその実を持っているのも嫌になってきて、側溝みたいなところに投げ捨てる。するとそこから汚水が逆流してきて、スプリンクラーのようにそこらじゅうに噴射されてしまう。


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