嘘の夢の話 12月22日
薄暗い小部屋で、ベッドにうつ伏せで寝そべっている人の背中にオイルを塗っている。その人は頭と腰に載っているタオルを除けば全裸だが、その体つきからは男性の特徴も女性の特徴も認められない。眠っているのか体に触れても全く反応はなく、ただ静かな鼓動だけが伝わってくる。
肩甲骨のあたりにオイルを塗っていると、ずぼっという感覚があり、見ると私の右手が手首のあたりまでその人の背中に埋まっている。慌てて引き抜くが、落ちくぼんだ肉は穴になったまま戻らない。私は気が動転して、その穴に炭酸水を注いでしまう。シュワーという音とともに無数の気泡が立ち上ってくるが、本人はまだ気付いていないようだ。しばらく待ってから、ストローでその炭酸水を吸う。すると、無味の炭酸水を注いだはずなのに、ほのかにぶどうの風味が感じられる。私は感心し、これなら性別がわからないのも納得だと思う。


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