嘘の夢の話 12月24日
銀行に行くと、入り口に首から樽を下げた大きな救助犬がいる。そういう犬であれば人を襲ったりしないはずだが、その犬は牙を剥き出してよだれをダラダラと垂らし、いかにも凶暴そうだ。実際その犬は銀行のガラス戸に何度も体当たりをかましており、その度に中から悲鳴が聞こえてくる。
これでは中に入れないので帰ろうとすると、私の横を登山用コートを着た背の高い男が銀行に向かって一直線に駆けていく。彼はその勢いのまま犬を思いきり蹴とばし、犬はガラスを突き破って銀行の中に飛び込む。直後、すさまじい犬の吠え声と人々の叫びが辺り一面に響き渡る。この事態を引き起こしたコートの男はすでにいなくなっていて、彼の走り抜けた道にシュプールのような跡が残っているだけである。


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