嘘の夢の話 12月26日
廃工場のような場所でブルドーザーから逃げ回っている。轢かれるのが怖いのではなく、ブルドーザーの運転手が怖いのだ。その正体ははっきりとはわからないがおそらく人間ではなく、もし人間だとしてもかなり怖い部類の人間であるに違いない。ブルドーザーは小回りがきかないので、私は主に細い通路を通って移動していく。
突然、あたり一面が騒がしくなる。見るとさっきまで無人だった工場内は大勢の作業員たちであふれ、壊れていたはずの機械類も全て稼働している。作業員たちは皆親しげに話しかけてくるが、私はそれがブルドーザーの運転手の見せている幻覚だと見抜き、建物の中を突っ切って一気に出口へと向かう。するとやはり、私が工場の外に出た途端に賑わいと人の気配は消え失せる。私は少し離れたところから、改めてその建物の全景を見渡す。だがそれはどう見てもただの民家で、なぜずっとここを工場だと思っていたのかわからない。


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